好きでも嫌いなあまのじゃくのレビュー・感想・評価
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前半は、まあまあだった!!
行く先々の人が優しく、作者の好みを感じました。後半は、主人公が関わっていくのは動機の薄さを感じますし、内容もありきたりで、何かの消化試合を見ているようででつまらなかったです。
良いと思う
設定や展開が荒唐無稽な感じはあるけども、正直あまり気になりませんでした、だってアニメだもん。
なので、アニメに求めているものが「何もかも現実通り!ファンタジーは最小限!リアリティこそ全て!」って感じの方には向かないのかな、と思いました。
感想としては、絵が綺麗な上、キャラが可愛らしいので見ていて癒されるといったところが大きいです。
作中では綺麗な田舎の風景が描かれているので、田舎育ちの身としては、学生時代を思い出して少しノスタルジックな気持ちになりました。
内容は「ファンタジー×青春」モノって感じです。
「雰囲気を楽しむ」といった側面が強いことは確かですが、アニメにリアルを求めていない私からしたら、十分楽しめました。
全体的にゆったりした雰囲気の映画なので、「アクション系や感動系の映画ばかり見て疲れた!」って人にはちょうど良いかもしれません。
色々もったいない
絵は好みなのですがストーリーやテンポがいまいちでした。 作り手の「こういうシーンを見せたい」「こういうセリフを言わせたい」というのは伝わってくるのですが、展開を無理やり繋げている感が否めません。登場人物の行動やセリフも不自然だったり説明的なのが多くて??でした。
地元とタイアップしている以上いろんな風景を出さないといけないノルマがあるのだろうと思いますが、ストーリー的な必然性があまり感じられませんでした。 いろんな場所を出す都合上、一つ一つのシーンが短く視聴者が場所を認識できないまま置いてけぼりを食らう感じでした。地元民以外はついていけないのでは? 山形のPRとしては場所を絞ってじっくり見せたほうがよかったと思います。
それと鬼の世界があまり歴史的な深みも感じずとってつけたような感じで??でした。鬼である必要性すらもあるのかどうか。 クライマックスはどの部分かと聞かれるとかなり困ります。
食材は良いのに調理に失敗した感じな作品でした。 コロリド作品は丁寧に脚本を作れば大化けするポテンシャルを持っていると思うので次作に期待。
世界に入れない
いきなり説明的に主人公の性格を説明するためのエピソードの羅列、
行動原理に説得力がなく、ヒロインとの出合いなど違和感がありすぎて世界に入っていけない
こういうところに気を配れない作品は正直期待できないと思いつつ鑑賞開始、続きを見てますが、正直キツイ
登場人物が揃いもそろって薄っぺらく、薄っぺらい父親との確執解消エンドが垣間見えてしまい
うーん、見続けるべきか?
山形県のPR映画として楽しむのはあり
ファンタジー色の強い設定でボーイ・ミーツ・ガールの物語を描く。日本のアニメ映画にたまにあるが、根強い人気があるのだろう。本作も鬼の少女に出会った少年を主人公にした物語。
舞台となった山形県の光景が美しいしとても魅力的。目的地に移動する中で出会う町の姿は行ってみたくなる。山形県のPRアニメとしてはそこそこ楽しめるということ。
でも、肝心の話があまりピンとこない。母親を探し出した後から、結局どうなって問題が解決したのかがわからない。母親はそれでいいのか?じゃ、そもそも何が問題だったんだ?と疑問に感じた。鬼になったり、鬼じゃなくなったりの基準もよくわからなかった。設定をそこまで細かく決めていないんじゃないかと疑ってしまう。
ボーイ・ミーツ・ガールとしても中途半端。お互いがどこに魅力を感じているのか、どうやって心の距離が縮まったのかがボヤケている気がした。随所に「すずめの戸締まり」っぽさを感じたが、それを全体的にスケールダウンさせた映画だった。
二人の旅路はかなり面白く見れるのだけど
柊とツムギ、本当に突発的に始まった二人の危なっかしい旅の様子や
出会う人との交わりとそれによる成長の描き方はかなり良く、
「嫌な人物や事件」が全くない物語なのに
思った以上に楽しむことができた
それだけに物語の本筋、
夏に雪が降るという異変やツムギの故郷で起きている事件やその顛末、
特にクライマックスがすごい駆け足にざっくりと昇華されてしまうのが残念
父子の描き方は良いのだけど
母子の描き方はなんか事務的
みていて「スタッフが描きたかったのはここなんだろうなあ」ってところ
だけが良い映画だった
正直もったいない
ツインエンジン、ニ馬力
雪国から電車、
学校から祭り、
場面の切替わりも気持ちいい、
何気ないが背景の彩色、
というか、配色?
同じ系統の色でも豊富に使ってる気がした。
キャラの目線、表情、
カメラの構図、伏仰、動かし方、
それに伴う不要な情報の省略等々、
まだまだある100点満点。
考え抜かれている技術の高さ。
最大限のリスペクトと、
期待を込めて、
小言を言えば、
鬼関連、隠の郷、ユキノカミで、圧倒してほしかった。
破綻を恐れない120点、
またはK点超えのマジックを、
捻り出せれば、
ツインエンジンも、
ニ馬力超えか、、、
っていうか、
すでに、
マーケット的には、
ニ馬力を超えているのか。
確かに、
ウマ娘も、
ニ馬力を、
ハナの差でかわしていた。
【蛇足】
講師で行っていた学科で、
うちのゼミの隣りのゼミで、
Kさんの作品を卒業制作まで拝見してました。
アニメーション、人物の動かし方等、すごい!
デデデデも素晴らしかった。
子供の目から見ると、大人って勝手だよね。
子供の時って、もっと素直だったよな…とたまに子供と触れ合って思う。
時たまびっくりするような発言したり、思っているより子供じゃないかも、と感じることは多々あるものの、それでも「一番大切なものを、大切にする」その気持ちと行動力は、今大人になった自分よりも圧倒的にあったと思う。
大人になると、一番大切なものを後回しにして、
「〜しなければならないこと」「〜すべきこと」優先しがちなのです。おかしいよね。
感覚がバグってくるのかしらん?
でも、それが子供達や、ひいては世界を守ることだと思っているので、タチが悪いです。
大人って!!(自分も含め)
なので、柊とツムギのストレートさは、なんか眩しかったし、緩やかに時が流れているように感じる世界観は、ただただ優しかったです。
〜ここから、ちょっと厳しめ感想〜
作品の全体的な感想としては、色々ちょっと残念…?
対象年齢はどこなんだろ?
観たいと思ったシーンがなくて次に行ってたり、
ちょっとした行動に「それは大人としてどうなのか」と疑問をもってしまったり。
「隠の郷」の業の深さをもっと見たかったなと思うものの、そうしたら子供向けではなくなっちゃうし、
柊とツムギの「ボーイミーツガール」が薄れちゃうのかなぁ。
オリジナル作品は難しい…
山形には飛び出し坊やは設置してないと思うけど
2024年映画館鑑賞42作品目
5/29(水)イオンシネマ名取
6ミタポイント0円
監督と脚本は『泣きたい私は猫をかぶる』の柴山智隆
脚本は他に『トラペジウム』の柿原優子
母を探しに隠の郷から人間の世界にやって来た鬼の少女ツムギ
路線バスを降りる際に運賃を払えず運転手を困らせていたところ父の命令に不満で夜道を歩いていた少年柊はお金肩代わりしてやった
それがきっかけで親しくなった2人に謎の怪物雪の神が襲いかかってきた
ツムギと柊はツムギの母を探す旅に出た
母がいなくなった理由
雪の神とはなんなのか
ぽんぽん飛び出る小鬼ってそもそもなに
隠の郷のなりたち
なんとなくわかるけど
世界観が全てにおいてモヤっとしてる
キャラクターデザインは好き
旅館の旦那は雰囲気的に竹中直人っぽかった
ヤフコメ老害の皆さんと違い子供の頃からずっと模範的な人間ではない自分としては家出して何日も家を空ける子供に特に教育的指導をする気にはなれないのでそこは全く気にならなかった
声の配役
山形県に住む頼まれたら断れない小学生の八ッ瀬柊に小野賢章
鬼の里から母を探しに人間の世界にやってきた鬼の少女のツムギに富田美憂
柊の父の八ッ瀬幹雄に田中美央
柊の母の八ッ瀬みくりにゆきのさつき
柊の妹の八ッ瀬楓に神戸光歩
ツムギを探しに人間の世界にやってきたツムギの父のいずるに三上哲
ツムギが3歳の時に行方不明になったツムギの母のしおんに日高のり子
フリーマーケットで商売をしている高橋竜二に浅沼晋太郎
兄の竜二と行動を共にする高橋澪に山根綺
旅館「宝珠の湯」の女将の山下志麻子に塩田朋子
旅館「宝珠の湯」の旦那の山下直也に斎藤志郎
カフェ店主の谷本耀一に佐々木省三
隠の郷の長の御前に京田尚子
設定を呑み込んでしまえば、楽しめる
現代なのに、鬼の里とか、鬼ヶ島とか疑問を持ったらキリがない、どファンタジー設定。
なのに、設定を自然と受け入れてしまい、物語に没入してしまう不思議な魅力がある。
旅館の主人や女将さんは、『千と千尋の神隠し』の登場人物を彷彿とさせるし、雪の神に至っては、カオナシが空を飛んでいるようにしか見えない。
堂々としたオマージュぶりに、芸を伝承する狩野派のようなものかとも思う。
隠れ里はなぜか、電気も使えて、スノーモービルまである。説明することなく、ストーリーが先に進むから納得するしかないんだけど、美しい映像が次から次へと出てくるから考えない方がいいかもね。
設定を呑み込んでしまえば、とても楽しめる作品でございます。
スタジオコロリド名誉挽回の一作!
本作を制作したスタジオコロリドの前作『雨を告げる漂流団地』は実にひどかった。そんな一抹の不安を抱えつつも、予告編に魅了され、観に行ってきた。
まず、前作でも感じたことだが、美術が素晴らしい。架空の世界はもとより現実の世界だって写真で見るよりも彩り鮮やかだ。この点では、昨年は『屋根裏のラジャー』、今年は本作を一番に推す。コロリドは『ラジャー』のポノック共々ジブリの流れを汲むらしいが、それで納得がいった。この技術はぜひとも未来へ継承していってほしい。
次に、山形という舞台設定が良い。趣味で日本全国を旅してきたが、東北を巡るときが最も心落ち着くように感じる。日本の歴史を振り返れば、西から発展し、東北を飛ばして北海道が開拓された。そのため、他と比べて観光地化されてなく、ノスタルジーを呼び起こさせるのだろう。澄んだ空、赤と黒が交差する薄暮、闇夜に浮かぶ花火といった夏の風景が儚くも美しい。山形はまだじっくり巡ったことがないので、この夏に聖地巡礼をしてみたい。
そして、ヒロイン・ツムギのキャラデザインが非常に魅力的である。これが前作のわだかまりを覆させて映画館に足を運ばせた一番の動機となった。銀とピンクの二色ヘアーにアクセントのツノと実に好みのツボを突いてくる。
たしかに脚本に粗は見受けられるものの、根底に流れる「本心に従う」というテーマが物語を支えている。子供も大人も、このテーマに従って生きている人がどれほどいるだろうか。多くないからこそ、難しいからこそ、この物語に強く惹かれるのではないか。
最後に、本作の白眉な特集記事(リンクを貼れないので、↑の「特集」タブから飛んでください)を紹介しつつ引用して締めとしたい。(微バレあり)
> 刺さる1人にとっては何度も観たくなるほど、きっと大切な1本になるはず。
そう。たとえどれだけ酷評されようとも、なぜか心に刺さってしまった。記事にあるように100回はオーバーにしても、少なくとももう何回かは観たい。
> この作品はあえて“説明セリフが少なく”作られているみたいなんです。
雑とか説明不足とか受け取られる理由もここにあるのかもしれない。ノベライズで補完してから、もう一度観に行って答えを見つけたい。
> 柊とツムギが旅の道中で出会う人たちが、全員優しいんです。
未成年が真っ昼間からほっつき歩いていたら通報するのが普通だろうが、織り込んだ上であえてそうしない人がいても良い。100人が100人とも同じように動くなら、そのほうがよほど怖ろしい。
映画館で見たあとでネットフリックスで復習?
今年198本目(合計1,290本目/今月(2024年5月度)32本目)。
(前の作品 「バティモン5 望まれざる者」→この作品「好きでも嫌いなあまのじゃく」→次の作品「」)
ときどき見られる、映画館とネットフリックス等の配信サービスとが同時にというタイプのものですね(映画館版はエンディングロールが多少違うが、映画の筋自体はいっしょ)。
いわゆるボーイミーツガール系のストーリーで、「鬼とは何か」といった背景を抱えている点はあり、この配給会社さんの過去の作品のアニメの品質はそのままなので、そこは安心といったところです。ただ、やはり多くの方がわかりにくいとされている、何を述べたかったのか(映画の主義主張が何なのか)は一見して読み取りづらく(展開が後半、ちょっとわかりにくい展開に飛ぶため)、ネットフリックス契約者など平行配信型のこの手の映画(この映画なら、ネットフリックス契約者)が再度復習して「なるほど、そういうことをいいたかったのね」ということを想定しているんだろうと思います(実際、よほど思い入れがあるのでない限り、一つの作品に2回以上見ることは(特典目当てでもない限り)少ないので)。
こうした点があるので、誰にでもおすすめできるわけではないですが、配信系サービスに加入されている方(この映画ではネットフリックス契約者に限られるので注意)にはおすすめできますが、それ以外だと、公式サイトなどで絵のタッチなどは確認できるので、予告編をみてあうあわないかな…といったところです。
採点に関しては、やや法律的にみてどうなのかと思われるところはあるものの、先取特権の話なんてしても仕方がないですし(しかもかなりマニアなお話)、そういう趣旨の映画でもなかろうということで指摘なしのフルスコアにしています(もちろん、法律系アニメということでうたっていればガシガシ指摘はしましょうが)。
ジブリ風味のボーイミーツガール
ジブリでボーイミーツガールと言えばラピュタが代表格(「君たちはどう生きるか」はちょっと違う)だが、宮﨑アニメが「アニメーションであること」に主題をおいているのに対してこちらは「テーマ」「ストーリー」に重きをおいているようだ。が、だ。
それなのに肝心の脚本が雑なのが残念。サクサク進むと言えば聞こえは良いが、ストーリー展開があまりに丁寧さに欠けている。
映像や音楽は良いと思うし、設定やキャラだってもっと活かしようがあったと思う。
良い青年なのに
山形県の高校1年生・八ッ瀬柊は、人に嫌われたくないため、頼まれごとを断れない性格になってしまった。ある夏の日、柊は人間の世界に母親を捜しに来たという鬼の少女ツムギと出会った。ツムギから母親を一緒に探して欲しいと頼まれ、断れず一緒に探すことになった柊は・・・さてどうなる、という話。
絵は綺麗だし、声優も悪くないけど、鬼とか友達が居ないとか、背景に説得力がない。
柊は、あんなに良い性格してたらもっとモテそうな感じがするし、顔も悪くなかったし、モテない設定がよくわからない。
思ってる事を言わず、出さず、溜め込むと良くないという事なのだろうけど。
題からすると、柊とツムギはお互い好き同士になったのかな?
なんかもったいない作品。
鬼のツムギがなんか可愛かった。
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