蒲団のレビュー・感想・評価
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瓶ちゃんと拾うとこ偉かったよ!
まず何より箸の持ち方がめっちゃ気になった。演技プランなのか地なのか知らんけど。
オワコンの中年脚本家。仕事部屋で一人悶々とパソコンに向き合う日々に突然弟子志望の若い女性が転がり込んで来る。さぁこれは大変だ。余りに滑稽すぎるおっさんに終盤笑いが止まらなかった反面、なぜか愛しくも感じてしまった。同じ劇場で観ていた方すみません、後方で吹き出して笑ってたのは私です。
スカートから覗く生足、開きっ放しのスマホ画面、あえて聞かせる男の話、いや、おっさん気づけよ。それ寝てねぇから!ここまできたら雨すらわざと降らせたんじゃないかとさえ思えてくる。私はおばはんなのでおっさんの下心が幾ばくかは分からないが、うん。きっとそうなんだろう。
書きたいもの
落ち目の40代脚本家が自分のファンだと言う脚本家志望の女性をアシスタントに迎えたことで変化する話。
猛烈なファンからアシスタントにして欲しいという手紙を貰うこと4回目、断ったのに仕事場に押しかけられて弟子にして…。
センスを光らせる弟子と、仕事としても男女としても拗らせていく主人公と、とありがちながら面白くはあったけれど、秀夫とのやり取りを見ると脚本家にしなくても良かった様な気も。
そして最後、沈んでいる理由はやっぱりそっちだけれど…一応立ち直れたの…か?
個人的にはもうちょいキャッチーな空気感の方が好みだけど、なかなか面白かった。
かまだんじゃなくてふとんだよ
それぞれの役者さんの演技が素晴らしく
スクリーンに吸い込まれて時間が経つのを忘れる
くらい見入った
男はいつも若い女の子が好きで
若い女の子はやはり心のどこかで
そんなおっさんを下に見ている
女の方が年齢はどうあれ
いつも一枚上手なのだ
男はいつも女の掌の上で
転がされているだけに過ぎない
中年のおっさんの儚さと悲しさとみじめさに
同じおっさんとして思わず目を覆いたくなるが
多分これが現実だろう
まず走っても足が上がらなくなっているのだ
こうであろうという固定概念が染み付いているのだ
願わくば若い女の子とワンチャンあるんじゃないかと信じているのだ
でもどんなに傷付いてもこのおっさんは
また大作を書く気がする
おっさんの執念は意外と恐ろしいのだ
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