劇場公開日 2024年5月10日

「5月2週の良い作品」トラペジウム yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.05月2週の良い作品

2024年5月10日
PCから投稿

今年177本目(合計1,269本目/今月(2024年5月度)11本目)。
(前の作品 「春の嵐がやってくるまで」→この作品「トラペジウム」→次の作品「」)

 原作はしらないほうです。
アニメ作品は見ても憲法論などにならない映画は基本的に投稿もカウントもしませんが、良かった映画なのでぜひ。

 お話自体は原作の通りなのかな?主人公(を誰にとるかはともかく)の「ちょっと強引な」方法でチームを組んでアイドルレビュー…と思いきや…と言ったお話です。

 ただこれらの点は多くの部分で原作にそって作られているため当然あることないことも言えません。

 同小説のファンの方はもちろん、知らない方も知らない作品ならまさに90分ほどで展開もゆっくりだし、いろいろ考えさせる点が多いし、おすすめといったところです。

 個人的には憲法論的なみかた(それぞれの目指す人生に対してバンドなりを作るときにそこを抜ける抜けないの自己決定やそれを尊重すること等)でみました。ただ、音楽シーンももちろんあり、そちら観点でもおすすめです。

 主人公をはじめ4人のキャラは生まれも育ちも今いる学校も全然違います。そうした彼女たちが目指したもの、そこでが起きたか…という映画ですね。

 採点に関しては以下のようにしています。

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 (減点0.2/「ドローンを飛ばすには、C++やJavaを勉強しないと、ですね」)

 IT企業につとめている私ですが、以前は国家資格としての基本情報技術者試験があり、そこで言語を必ず学習することになるので(基本情報技術者試験は、一般的なIT企業ではだいたい3年目くらいまでには取りましょう、になる)、その「基礎」として今でも応用例が多い「C言語」を学習します。映画内でいうC++やJavaはそれらの発展言語です。

 ただ、国家試験である同試験もコンピュータ受験が可能になると「特定の言語の問題は出さない、アルゴリズム等を読解できるかを問う問題にする」となり、C言語やC++などをしらない方も当然出てきます(まあ、今年2024年のうちの新人さんも外部研修では学習するのかなぁ)。

 この辺、映画のストーリーとは関係が「ほぼない」のですが(プログラムを作るとかという話にならない)、C++にせよJavaにせよ、もう少し何か字幕・演出上の工夫が欲しかったです(この映画を上記のように憲法的な観点があるのだろうという「学習映画」の趣で行くと、いきなりC++?、Java?となって厳しい)。
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 (減点なし/この映画のタイトル)

 映画をご覧になった方はもうお分かりだと思いますが、映画内では夜に「一つの星座」だけをずっと見つめているシーンが何度もあります。この「一つの星座」とかかわりがあるものです(ネタバレ回避)。

yukispica
uttiee56さんのコメント
2024年5月22日

憲法論とは、憲法に関する理論や議論を扱う学問領域です。憲法の概念と本質、歴史、解釈、構造、機能、改正、比較憲法などが主なテーマです。憲法の基本的な役割としては、権力の制限、基本的人権の保護、政府機関の設立と役割があります。現代の憲法論では、特に人権保障、民主主義の維持、法の支配が重要視されており、法律学者や憲法学者によって研究が進められています。

uttiee56