全米映画ランキング : 2017年8月4日~2017年8月6日

全米映画ランキング:2017年8月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2017年8月4日~2017年8月6日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ダークタワー

The Dark Tower
「ダークタワー」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 19,500,000 19,500,000
2 1 ダンケルク

Dunkirk
「ダンケルク」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 17,600,000 133,555,738
3 2 絵文字の国のジーン

The Emoji Movie
「絵文字の国のジーン」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 12,350,000 49,451,704
4 3 ガールズ・トリップ 3 11,418,700 85,443,720
5 チェイサー

Kidnap
「チェイサー」

Aviron Pictures
(プレシディオ)

1 10,210,000 10,210,000
6 5 スパイダーマン ホームカミング

Spider-Man: Homecoming
「スパイダーマン ホームカミング」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 8,800,000 294,907,776
7 4 アトミック・ブロンド 2 8,244,930 34,125,305
8 16 デトロイト

Detroit
「デトロイト」

Annapurna
(ロングライド)

2 7,251,000 7,766,482
9 6 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 4 6,000,000 130,280,255
10 7 怪盗グルーのミニオン大脱走 6 5,288,640 240,779,550

イドリス・エルバ&マシューマコノヒー主演「The Dark Tower」がV

8月に入った全米ボックスオフィス。2本の新作がランクインした先週末は、イドリス・エルバ&マシューマコノヒー主演「The Dark Tower」が約1920万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作は、ベストセラー作家スティーブン・キングが自らのライフワークと称した全7部構成の長編小説の一部を映画化したアクションファンタジー。荒廃した異次元の世界を舞台に、世界の調和を保つと云われる<ダーク・タワー(暗黒の塔)>を探し求め、流浪の旅を続けるガンスリンガーのローランド・デスチェイン(エルバ)と、彼の宿敵である黒衣の男ウォルター・オディム(マコノヒー)との戦いが描かれる。オスカー監督ロン・ハワード&ブライアン・グレイザー(製作)のイマジン・エンタテインメントが映画化権を獲得し、5年以上の歳月をかけて公開に漕ぎ着けたが、厳しめのレビューが多く集まり、2000万ドル弱のOP興収という苦しいスタートとなってしまった。共演にトム・テイラー、ジャッキー・アール・ヘイリー、デニス・ヘイスバート。監督は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」で知られるデンマーク出身のニコライ・アーセル。

2位は前週まで2週連続で首位だったクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」。先週末は約1710万ドルの興収で累計は約1億3300万ドル。2億ドル超えは少し厳しくなってきたか。

そして、約1000万ドルのOP興収で初登場5位に入ったのは、ハル・ベリー製作・主演のアクションスリラー「Kidnap」。休日の昼下がり、シングルマザーのカーラ(ベリー)は公園で息子が遊んでいるのを眺めていたが、少し目を離した隙に息子が携帯電話を残して姿を消してしまう。公園内を必死に探し、何者かが息子を車に押し込むところを目撃したカーラはそのまま自分の車で追跡するが……。監督はリメイク版「プッシャー」(2012)のルイス・プリエト。

また8位には、オスカー監督キャスリン・ビグローの実録群像ドラマ「Detroit」が拡大公開により前週16位からランクイン。ただ、3000サイト超の公開規模ながら700万ドル強の興収は寂しい限り。

今週末は、大ヒットホラー「死霊館」のスピンオフ「アナベル 死霊館の人形」(2014)の続編「アナベル 死霊人形の誕生」のほか、オスカー女優ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ共演のドラマ「The Glass Castle」などが公開となる。

2017年8月8日更新 藤井竜太朗

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