全米映画ランキング : 2017年7月28日~2017年7月30日

全米映画ランキング:2017年8月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2017年7月28日~2017年7月30日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ダンケルク

Dunkirk
「ダンケルク」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 28,130,000 102,836,220
2 絵文字の国のジーン

The Emoji Movie
「絵文字の国のジーン」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 25,650,000 25,650,000
3 2 ガールズ・トリップ 2 20,085,540 65,524,760
4 アトミック・ブロンド 1 18,554,000 18,554,000
5 3 スパイダーマン ホームカミング

Spider-Man: Homecoming
「スパイダーマン ホームカミング」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 13,450,000 278,356,805
6 4 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 3 10,375,000 118,687,629
7 6 怪盗グルーのミニオン大脱走 5 7,725,895 230,425,800
8 5 ヴァレリアン 千の惑星の救世主 2 6,800,000 30,626,147
9 7 ベイビー・ドライバー

Baby Driver
「ベイビー・ドライバー」

TriStar
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 4,050,000 92,046,188
10 9 ワンダーウーマン

Wonder Woman
「ワンダーウーマン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

9 3,540,000 395,443,706

「ダンケルク」V2 シャーリーズ・セロン主演のアクションは4位

7月最終週の全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作がランクインしたが、前週首位デビューしたクリストファー・ノーラン監督の戦争大作「ダンケルク」が約2660万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。

同作の10日間の累計はちょうど1億ドルを超えたところで2億ドル超えも見込める位置に付けている。北米以外でも好調で全世界興収は約2億3200万ドルとなっている。

約2450万ドルのオープニング興収で初登場2位となったのは、日本発祥の絵文字をモチーフに3Dアニメ映画として製作した「The Emoji Movie」。批評家からは厳しいレビューが多く集まり、興行が心配されていたが、首位と僅差の2位デビューとなった。

そして、4位デビューとなったのはシャーリーズ・セロン主演のスパイアクション「アトミック・ブロンド」。冷戦末期の1989年、2重スパイのリストを取り戻すべくベルリンに潜入したMI6の女性エージェント・ロレイン(セロン)の活躍が描かれる。共演はジェームズ・マカボイ、ジョン・グッドマン、エディ・マーサン、トビー・ジョーンズ、ソフィア・ブテラ。メガホンをとったのはキアヌ・リーブス主演「ジョン・ウィック」で共同監督を務めたデビッド・リーチ。

その他、アカデミー賞監督キャスリン・ビグローの新作「Detroit」が20サイトで限定公開され、圏外15位に。1967年7月に起きたデトロイト暴動(12番通り暴動)の実態を克明に描いた実録ドラマで、脚本は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」でもビグローと組んだマーク・ボールが担当。出演はジョン・ボイエガ、アンソニー・マッキー、ジョン・クラシンスキー、ジョン・ミッチェル、ウィル・ポールター。「ダンケルク」と同様、多くの批評家から絶賛評が集まっている。

今週は、ビグロー監督の「Detroit」が拡大公開されるほか、スティーブン・キング原作の長編ファンタジー小説を映画化したアクション大作「The Dark Tower」(イドリス・エルバ&マシュー・マコノヒー主演)に、ハル・ベリー主演のアクションスリラー「Kidnap」が公開となる。

2017年8月1日更新 藤井竜太朗

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