全米映画ランキング : 2012年3月30日~2012年4月1日

全米映画ランキング:2012年4月2日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年3月30日~2012年4月1日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ハンガー・ゲーム 2 60,000,000 250,000,000
2 タイタンの逆襲

Wrath of the Titans
「タイタンの逆襲」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 36,000,000 36,000,000
3 白雪姫と鏡の女王

Mirror Mirror
「白雪姫と鏡の女王」

Relativity Media
(ギャガ)

1 22,000,000 22,000,000
4 2 21ジャンプストリート 3 15,000,000 94,000,000
5 3 ロラックスおじさんの秘密の種 5 9,000,000 190,000,000
6 4 ジョン・カーター

John Carter
「ジョン・カーター」

Walt Disney
(ディズニー)

4 2,250,000 66,500,000
7 砂漠でサーモン・フィッシング 1 1,750,000 3,750,000
8 5 ネイビーシールズ

Act of Valor
「ネイビーシールズ」

Relativity Media
(ギャガ)

6 1,500,000 68,000,000
9 6 プロジェクトX 5 1,000,000 53,500,000
10 7 ジャックはしゃべれま1,000(せん) 4 1,000,000 16,500,000

「ハンガー・ゲーム」V2。「タイタンの逆襲」2位、ジュリア・ロバーツの新作が3位

先週末の全米ボックスオフィスは、2本の新作がランクインするも、前週の勢いを維持した「ハンガー・ゲーム」が約6000万ドルの興収を上げて首位をキープし、V2を果たした。

全米歴代3位となるオープニング興収約1億5500万ドルという驚異的な数字を叩き出した同作。公開10日間の累計興収は早くも2億5000万ドルに到達。興収3億ドル超えは時間の問題となっており、最終興収は3億7500万ドルあたりまでいくのではないかと言われている。北米以外でも好調で全世界興収は6億ドルに到達する可能性もある。

約3600万ドルの興収で2位デビューとなったのは2010年に公開された「タイタンの戦い」の続編「タイタンの逆襲」。前作の約半分のオープニング興収に加え、批評家からは総スカンで苦しいスタートとなってしまった。出演は前作同様、サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ。監督は「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマン。

同じく初登場で3位にランクインしたのはジュリア・ロバーツ主演のファンタジー「Mirror Mirror」。「ザ・セル」「インモータルズ」のターセム監督が「白雪姫」をコメディタッチで映像化したが、こちらも「タイタンの逆襲」同様、批評家受けが良くない。共演はリリー・コリンズ、アーミー・ハマー、ネイサン・レイン、ショーン・ビーン。

その他、7位に「Salmon Fishing in the Yemen」が圏外からランクイン。イギリスで40万部を記録したポール・トーディのベストセラー小説「イエメンで鮭釣りを」(白水社刊)をラッセ・ハルストレム監督&サイモン・ボーフォイ脚本で映画化したコメディドラマ。イエメンの王子から「自国で鮭の釣りを楽しみたい」と要望を受けたイギリスの水産学者は、英政府の助けを得て王子の要望に応えようとするが……。出演はユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット=トーマス。

今週末はジェームズ・キャメロン監督が執念で3D化した世紀の超大作「タイタニック 3D」に、「アメリカン・パイ」シリーズの新作「American Reunion」が公開に。

2012年4月2日更新 藤井竜太朗

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