マスコミ注目度ランキング : 2012年2月15日~2012年2月21日

マスコミ注目度ランキング : 2012年2月27日発表(毎週火曜更新)

集計期間:2012年2月15日~2012年2月21日

順位

先週

作品

露出回数

ポイント

1 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

配給:ワーナー・ブラザース映画

12 27.7
2 TIME タイム

TIME タイム

配給:20世紀フォックス映画

6 10.1
3 汽車はふたたび故郷へ

汽車はふたたび故郷へ

配給:ビターズ・エンド

3 9.5
4 はやぶさ 遥かなる帰還

はやぶさ 遥かなる帰還

配給:東映

4 7.5
4 メランコリア

メランコリア

配給:ブロードメディア・スタジオ

4 7.5
6 キツツキと雨

キツツキと雨

配給:角川映画

2 6.5
6 ニーチェの馬

ニーチェの馬

配給:ビターズ・エンド

2 6.5
8 セイジ 陸の魚

セイジ 陸の魚

配給:ギャガ、キノフィルムズ

7 6.3
9 ドラゴン・タトゥーの女

ドラゴン・タトゥーの女

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2 6.0
10 おとなのけんか

おとなのけんか

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2 5.5

※「露出回数」とは、その作品に関する記事が、1週間のうちに何回登場したかをカウントした延べ露出回数です。この数値は順位には反映されません。

「ものすごく~」首位だが評価はさまざま。中国政府と米Dワークスがアニメ製作

首位はスティーブン・ダルドリー監督、トム・ハンクス、トーマス・ホーン出演「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」。9・11テロを題材に親子のきずなを描く。「父子の物語だが、強い母にも心打たれる」(東京)、「この映画は被害に直面した者の、心の問題に絞ったのだ。それだけに、少年が再生に向かう中で、『人は誰でも傷ついている』という凡庸な一般論に流してしまう詰めの甘さを惜しく感じた」(朝日)、「最愛の人を失った悲しみや母親への苛立ちを、あまりに感情的に表現する少年のキャラクターに違和感を感じる場面も」(毎日)、「ただ、終盤、母親がオスカーに自分の行動を細かく話すのは冗舌で説明過多。第三者的視点でさらりと描いた方が、より感動が深まったのではないだろうか」(読売)、「脇役陣が充実」(日経)と、後半の展開を含め違和感の声も。ただ「後半、意外な人物に焦点が切り替わる驚きの展開をみせ、さらに感動が深まる。何回泣いたのか数え切れない。本作に満点の評価を与えたい」(産経)と、一紙のみ最大級の賞賛。

2位はアンドリュー・ニコル監督「TIME タイム」。25歳で成長が止まった近未来の恐怖を描く。「風刺に満ちた奇想+時間制限サスペンス+美形カップルの逃避行と見どころいっぱい」(朝日)、「極端な設定はゲーム風だが、今日的な皮肉をきかせた辛口のアクションに」(日経)、「親子全員が25歳の外見という描写が面白いが、奥深さには欠ける」(読売)、「生きるとは何なのか、という哲学的な命題を突きつけられる」(東京)と、アクションとしては見どころありか。

3位はグルジア出身のオタール・イオセリアーニ監督「汽車はふたたび故郷へ」。若き映画監督のシビアな日常を通して、監督自身が人生を回想する物語。「特に要所で人魚を登場させて全体を一つの寓話へと収斂させる秀逸な仕掛けにはうならされた。魔法にかけられたようなこのワクワク感はイオセリアーニが生涯を捧げた映画魂に通じるのではないか」(読売)、「しかし故国でこそ存分の仕事をしたいという気持ちはよく分かる。グルジアの人々の日常を描いたところがとてもいいからである」(朝日)、「映画史には、さまざまな理由で、故国をはなれて映画を撮らねばならなかったすぐれた映画人が数多くいる。これは、彼らにささげる寓話でもあるだろう」(日経)、「予備知識を持っていないと戸惑うが、見るほどに味が出てくる」(東京)、「技巧を排した映像と併せ、飄々としたたたずまいが魅力的」(毎日)と、ゆったりした作風に風刺の精神が光る。

5位はキルステン・ダンストが「メランコリア」。惑星衝突による世界の終末を新妻ジャスティンの視線で。「性描写の過激な前作『アンチクライスト』のような不快感はないが、母娘らのとげとげした関係に心がざわつく」(産経)、「とくに冒頭が素晴らしい。お得意のスローモーションとCGを駆使して、これまで見たこともない幻想的な世界変容の諸情景を描きあげる」(日経)、「もちろんジャスティンの憂鬱症は監督のものである。トリアーは夢見る理想の終末を映画で実現してみせた」(朝日)、「全編絵画のようで比喩的な映像、シュールな陰影や感情移入を誘うスローモーションなど、まさにアートと呼ぶべき作品だ」「惑星の地球接近はどこかで見た設定だが、それが人間の精神にいかに影響するかという切り口が新しい」(毎日)、「現実に終わりが来たら、と、つい考えた」(東京)、「終盤の映像は既視感が強い。結局はラース・フォン・トリアー監督のいつものはったりに収束していくようなのだ」(読売)と、監督の確信犯的映画づくりにハマってみては?

圏外では中国の映像政策を産経新聞がレポート。習近平副主席の訪米を機に、海外ソフトの国内流通に対する規制緩和を表明した中国だが、米ドリームワークスとの合弁も発表。中国側が55%を出資し、16年にアニメ映画を公開予定とのこと。一体どんな作品になるのか?

2012年2月27日更新 編集部

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