全米映画ランキング : 2009年6月12日~2009年6月14日

全米映画ランキング:2009年6月15日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年6月12日~2009年6月14日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 2 33,400,000 105,400,000
2 2 カールじいさんの空飛ぶ家

Up
「カールじいさんの空飛ぶ家」

Walt Disney
(ディズニー)

3 30,500,000 187,200,000
3 サブウェイ123 激突

The Taking of Pelham 123
「サブウェイ123 激突」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 25,000,000 25,000,000
4 4 ナイト ミュージアム2

Night at the Museum: Battle of the Smithsonian
「ナイト ミュージアム2」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

4 9,600,000 143,400,000
5 3 マーシャル博士の恐竜ランド 2 9,200,000 35,000,000
6 エディ・マーフィの劇的1週間 1 5,700,000 5,700,000
7 5 スター・トレック

Star Trek
「スター・トレック」

Paramount
(パラマウント)

6 5,600,000 232,100,000
8 6 ターミネーター4

Terminator Salvation
「ターミネーター4」

Warner Bros.
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 4,700,000 113,800,000
9 8 天使と悪魔

Angels & Demons
「天使と悪魔」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 4,200,000 123,300,000
10 7 スペル(2009)

Drag Me to Hell
「スペル(2009)」

Universal
(ギャガ)

3 3,900,000 35,100,000

「The Hangover」がV2。「サブウェイ123」は3位デビュー

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、前週の最終興収で首位に立った(予想興収では2位だった)トッド・フィリップス監督の「The Hangover」が約3340万ドルを稼ぎ出し、V2を果たした。累計ではすでに1億ドルを突破し、2億ドル突破も狙える位置につけている。この調子で行けば、オーウェン・ウィルソン&ビンス・ボーン主演の大ヒット作「ウエディング・クラッシャーズ 結婚式でハメハメ」(05年/最終興収約2億92万ドル)を抜いて、R指定コメディとしては最大のヒットになる可能性も出てきた。2位「カールじいさんの空飛ぶ家」も順調にヒットを続けており、累計で約1億8700万ドルの興収。最終的には3億ドル前後になりそう。そして、初登場3位となってしまったのが、ウォルター・マッソー対ロバート・ショウの息詰まる対決を描いた「サブウェイ・パニック」(74年)を、トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ主演でリメイクした「サブウェイ123」。ある日、武装した数名の男たちがニューヨーク・ブロンクスのペルハム湾公園駅からマンハッタン島のほぼ南端にあるブルックリン橋/市役所庁舎駅まで走る市営地下鉄6号線(各駅停車)をハイジャックする。“ライダー”と名乗るハイジャック犯(トラボルタ)は乗客を人質に金銭を要求。市営地下鉄の運行管理者ガーバー(ワシントン)は人質救出に奔走することになる。共演にジェームズ・ガンドルフィーニ、ルイス・ガスマン、ジョン・タトゥーロ。脚本は「ミスティック・リバー」「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランド。オープニング興収は約2500万ドル。期待外れな出足となったが、とりあえずは1億ドルを目指して欲しいところだ。6位にランクインしたもう1本の新作「Imagine That」はエディ・マーフィ主演によるコメディ。オープニングで570万ドルという厳しい成績に終わった。今週末はサンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ共演のラブコメ「The Proposal」、ジャック・ブラック、マイケル・セラ共演のコメディ「Year One」(ハロルド・ライミス監督)が公開となる。

2009年6月15日更新 藤井竜太朗

過去のランキング