全米映画ランキング : 2003年1月17日~2003年1月19日

全米映画ランキング:2003年1月21日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2003年1月17日~2003年1月19日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Kangaroo Jack
「カンガルー・ジャック」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,818 1 17,675,000 17,675,000
2

National Security
「ナショナル・セキュリティー」

Sony
(ソニー)

2,729 1 15,700,000 15,700,000
3 1

Just Married
「ジャスト・マリッジ」

Fox
(フォックス)

2,769 2 12,450,000 34,000,000
4 2

The Lord of the Rings: The Two Towers
「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」

New Line
(ヘラルド/松竹)

3,110 5 11,375,000 298,993,000
5 3

Catch Me If You Can
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

Dreamworks
(UIP)

3,050 4 11,300,000 135,000,000
6 6

Chicago
「シカゴ」

Miramax
(ギャガ・ヒューマックス)

557 4 8,000,000 27,700,000
7

A Guy Thing

MGM

2,515 1 7,100,000 7,100,000
8 5

About Schmidt
「アバウト・シュミット」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

946 6 6,275,000 30,142,000
9 22

The Hours
「めぐりあう時間たち」

Paramount
(アスミック)

402 4 4,725,000 7,415,000
10 4

Two Weeks Notice
「トゥー・ウィークス・ノーティス(原)」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,240 5 4,100,000 85,085,000

ゴールデン・グローブ賞発表で異変の予感? 賞レースの本命が踏ん張る

まずは初登場作品から。1位の「カンガルー・ジャック」は、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースしたファミリー・コメディ。カンガルーに金を盗まれたカップルの珍道中。2位の「ナショナル・セキュリティ」は「バッド・ボーイズ」のマーティン・ローレンス主演のアクション・コメディ。いずれも、日本マーケットでは微妙な2本だ。さて、ゴールデン・グローブ賞の受賞作が日本時間の20日に発表になった。今週4位の「二つの塔」は2部門でノミネートされていたが、受賞はなし。ちなみに昨年も無冠。ボックスオフィスの方は、累計でもうすぐ3億ドルと順風満帆。そして6位の「シカゴ」は、今週末の拡大公開を目前に、コメディ・ミュージカル部門で作品賞、主演男優賞、主演女優賞と見事主要3部門を受賞。週末の数字が楽しみになってきた。8位の「アバウト・シュミット」も、ドラマ部門の主演男優賞と脚本賞の2冠。9位の「めぐりあう時間たち」もドラマ部門の作品賞と主演女優賞を受賞、邦題も決定した。これら3作品の今後の成績の推移と、オスカーでのパフォーマンスに注目しよう。ちなみに、監督賞と主題歌賞の2冠をもぎ取った「ギャング・オブ・ニューヨーク」はトップ10圏外へ。現時点まででおよそ6000万ドルの商い。

2003年1月21日更新 藤井竜太郎

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