国内映画ランキング : 2002年3月2日~2002年3月3日

映画ランキング : 2002年3月5日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2002年3月2日~2002年3月3日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1

ロード・オブ・ザ・リング

配給:ヘラルド/松竹

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 1
2

モンスターズ・インク

配給:ブエナビスタ

丸の内ピカデリー2ほか松竹・東急系 1
3 1

オーシャンズ11

配給:ワーナー

丸の内ルーブルほか松竹・東急系 5
4

2002春 東映アニメフェア

配給:東映

丸の内東映ほか東映系 1
5

アメリカン・スウィートハート

配給:東宝東和

日劇1ほか東宝系 1
6 2

ハリー・ポッターと賢者の石

配給:ワーナー

丸の内プラゼールほか松竹・東急系 14
7 3

キリング・ミー・ソフトリー

配給:アミューズ

日比谷スカラ座1ほか東宝系 2
8 5

WASABI

配給:K2/日本ビクター

ニュー東宝シネマほか東宝系 5
9 8

ソウル

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 4
10 4

千と千尋の神隠し

配給:東宝

銀座シネパトスほか 33

※ファーストラン時点

「ロード・オブ・ザ・リング」猛ダッシュ。「モンスターズ・インク」も追走

3月2日の新作ラッシュの中、先行上映の勢いそのままで好ダッシュに成功したのが、オスカー13部門にノミネートを受けている「ロード・オブ・ザ・リング」。ヘラルド映画の配給作品が首位に立つのは、「スリーピー・ホロウ」以来およそ2年ぶり(共同配給の松竹は、昨年初頭に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が1位になっている)。ヘラルドの発表によれば、オープニングの成績は興収9億円、動員にして62万人とのことで、「オーシャンズ11」の107%で目下今年のナンバーワン。最終興収目標は150億円に上方修正されている。そして、2位に甘んじたものの「モンスターズ・インク」もかなりの好成績でデビュー。週末は「ロード~」の1日4回に対し、6回の上映となるため、この集計方法で行けば逆転首位も十分に可能だ。そして新作ラッシュの中、3位に残った「オーシャンズ11」のしぶとさは特筆に値する。大人のデート向け作品という意味ではライバル不在なので、まだまだ戦えるだろう。4位の東映アニメ(「ワンピース」2作品、「デジモン」)も、予定通りの順調な滑り出し。しかし昨年は1位、一昨年は2位でデビューしていたことを考えると、今年は順位的にはやや物足りない感も。一転、5位の「アメリカン・スウィートハート」は厳しい展開。新装オープンとなった日劇PLEX3館だが、本来の活気が戻るまではもうしばらくかかりそう。

2002年3月5日更新 駒井尚文

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