国内映画ランキング : 2002年2月16日～2002年2月17日

「オーシャンズ11」が首位をキープ。「アメリ」も続伸

3週連続首位となった「オーシャンズ11」だが、この週末も都内の動員は前週比で80％以上という順調さ。2位の「ハリー・ポッター」とともに、例年落ち込みがちな2月の映画市場を底上げするのに貢献している。この2本以外の大作映画が軒並み不振にあえぐ中、単館でスタートした「アメリ」がとうとう3位まで浮上してきた。好調さを受けて、渋谷のシネマライズでは2館を開けて対応、また、有楽町のシネ・ラ・セットでも、通常番組が「マルホランド・ドライブ」に切り替わった中、モーニング＆レイトショーとして続映中となっている。4位「WASABI」は最終的に興収10億円に届くか届かないか。以下の各作品も苦戦が目立つが、中でも9位デビューの「マリー・アントワネットの首飾り」は3週間で上映終了し、その後このチェーンは「千と千尋」のベルリンでの受賞にともなう再拡大に具されるとのこと。今度の週末、新たに封切りとなる映画（単館系除く）は「キリング・ミー・ソフトリー」ぐらいなので、23日に実施される「ロード・オブ・ザ・リング」の先行オールナイトの成績に注目してみたい。

2002年2月19日更新　駒井尚文