ロバート・リテル : ウィキペディア(Wikipedia)

ロバート・リテル(Robert Littell、1935年1月8日 – )は、アメリカ合衆国の小説家である。

1935年、ニューヨーク生まれ。1956年、ニューヨークのAlfred Universityを卒業。「ニューズウィーク」の記者として東欧やソ連に駐在した。

息子は小説家のジョナサン・リテル。

スパイ小説を数多く手がけているが、デビュー作『ルウィンターの亡命』で英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞を受賞した。

受賞歴

  • 1973年 - 英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞 (『ルウィンターの亡命』 The Defection of A. J. Lewinter
  • 2007年 - ドイツ・ミステリ大賞翻訳作品部門受賞(第1位) (Legends

作品

  • The Defection of A. J. Lewinter(『ルウィンターの亡命』) (1973)
  • Sweet Reason (1974)
  • The October Circle (1975)
  • Mother Russia (1978)
  • The Debriefing(『迷いこんだスパイ』) (1979)
  • The Amateur (『チャーリーヘラーの復讐』) (1981)
  • The Sisters(『スリーパーにシグナルを送れ』)(1986)
  • The Revolutionist(『赤葡萄酒のかけら』)(1988)
  • The Once and Future Spy(『最初で最後のスパイ』) (1990)
  • An Agent in Place(『ロシアの恋人』)(1991)
  • The Visiting Professor (1994)
  • Walking Back the Cat (1997)「目覚める殺し屋」
  • The Company(『CIA ザ・カンパニー』) (2002)
  • Legends (2005)
  • Vicious Circle (2006)
  • The Stalin Epigram (2009)

日本語訳された作品

  • 『迷いこんだスパイ』(菊池光訳、早川書房、Hayakawa novels) 1980年
  • 『ルウィンターの亡命』(菊池光訳、早川書房、ハヤカワ文庫) 1980年
  • 『チャーリー・ヘラーの復讐』(北村太郎訳、新潮社、新潮文庫) 1983年
  • 『スリーパーにシグナルを送れ』(北村太郎訳、新潮社、新潮文庫) 1988年
  • 『ロシアの恋人』(雨沢泰訳、文藝春秋、文春文庫) 1993年
  • 『最初で最後のスパイ』(北沢和彦訳、新潮社、新潮文庫) 1996年
  • 『目覚める殺し屋』(雨沢泰訳、文藝春秋、文春文庫) 1998年
  • 『赤葡萄酒のかけら』上・下(北沢和彦訳、新潮社、新潮文庫) 2000年
  • 『CIA ザ・カンパニー』上・下(渋谷比佐子,水野恵,中島あすか,岩佐薫子,佐竹寿美子共訳、柏艪舎(星雲社)、柏艪舎文芸シリーズ) 2009年

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