ロバート・フランク : ウィキペディア(Wikipedia)

ロバート・フランク(Robert Frank, 1924年11月9日 - 2019年9月9日)は、アメリカ合衆国の写真家。現代を代表する写真家の一人である。

経歴

スイス・チューリッヒ生まれ。1947年にアメリカに渡る。「ハーパーズ・バザー」のファッション・カメラマンをへて、1951年に雑誌「ライフ」の若手写真家コンテストで入賞。外国人として初のグッゲンハイム奨学金を受け、1955年から56年にかけてアメリカ撮影旅行にでかける。

1958年、代表作である「アメリカ人」("Les Americains")をフランスで発表、翌年にはジャック・ケルアックが序文を書いたアメリカ版(The Americans)が出版され、後に続く写真家に多大な影響を与えた。

一時は映画製作を中心に活動し、写真界から離れ個人映画の制作に没頭。「わたしのヒナギクを摘め()」(’59年)などを制作。ユージン・スミスの写真展を手掛けた元村和彦の企画で、1972年には写真集第2作目「私の手の詩(The Lines of My Hand)」を日米で出版した東京文化財研究所。

2019年9月9日、カナダ・ノバスコシア州にて死去。

代表作

  • アメリカ人 "Les Americains" (1958年 Robert Delpire)
  • Lines of My Hand(1972年 Lustrum press)
  • Moving Out(回顧展の図録 1994年 Scalo Publishers)

日本語版

  • 『私の手の詩 ロバート・フランク写真集』邑元舎, 1972
  • 『花は… ロバート・フランク写真集』邑元舎, 1987.11
  • 『アメリカンズ :ロバート・フランク写真集』宝島社, 1993.12

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/14 10:53 UTC (変更履歴
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