リチャード・ブルックス : ウィキペディア(Wikipedia)

リチャード・ブルックスRichard Brooks, 1912年5月18日 - 1992年3月11日)はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画製作者。

略歴

本名ルービーン・サクスRuben Sax)として、フィラデルフィアのロシア系ユダヤ移民の家庭に生まれる。ウェストフィラデルフィア高校からテンプル大学を卒業。

『真昼の暴動』(1947年)や『キー・ラーゴ』(1948年)の脚本を書き、ユダヤ人問題を扱った『十字砲火』(1947年)では原作を提供。

1950年の『危機の男』から監督に転じ、1955年の『暴力教室』によって監督としての評価を確立。その後、ドストエフスキー原作の『カラマゾフの兄弟』(1958年)やテネシー・ウィリアムズ原作の『熱いトタン屋根の猫』(1958年)やトルーマン・カポーティ原作の『冷血』(1967年) やジュディス・ロスナー原作の『ミスター・グッドバーを探して』(1977年)など、多くの文芸作品を手がけた。『エルマー・ガントリー/魅せられた男』(1960年)でアカデミー賞脚色賞を受賞。ビバリーヒルズで死去。

1960年に女優のジーン・シモンズと結婚したが1977年に離婚している。

フィルモグラフィ

  • 十字砲火 Crossfire (1947) 原作
  • 真昼の暴動 Brute Force (1947) 脚本
  • キー・ラーゴ Key Largo (1948) 脚本
  • 危機の男 Crisis (1950) 監督/脚本
  • 目撃者 Storm Warning (1951) 脚本
  • デッドライン - USA Deadline - U.S.A. (1952) 監督/脚本
  • あの高地を取れ Take the High Ground! (1953) 監督
  • 雨の朝巴里に死す The Last Time I Saw Paris (1954) 監督/脚本
  • 暴力教室 Blackboard Jungle (1955) 監督
  • 最後の銃撃 The Last Hunt (1956) 監督/脚本
  • カラマゾフの兄弟 The Brothers Karamazov (1957) 監督/脚本
  • 黒い牙 Something of Value (1957) 監督/脚本
  • 熱いトタン屋根の猫 Cat on a Hot Tin Roof (1958) 監督/脚本
  • エルマー・ガントリー/魅せられた男 Elmer Gantry (1960) 監督/脚本
  • 渇いた太陽 Sweet Bird of Youth (1962) 監督/脚本
  • ロード・ジム Lord Jim (1965) 監督/製作/脚本
  • プロフェッショナル The Professionals (1966) 監督/製作/脚色
  • 冷血 In Cold Blood (1967) 監督/脚本
  • ハッピーエンド/幸せの彼方に The Happy Ending (1969) 監督/製作/脚本
  • バンクジャック $ (1971) 監督/脚本
  • バングラデシュのコンサート The Concert for Bangladesh (1971) 撮影
  • 弾丸を噛め Bite the Bullet (1975) 監督/製作/脚本
  • ミスター・グッドバーを探して Looking for Mr. Goodbar (1977) 監督/脚本
  • ニューヨーク・ヤング自警団 We're Fighting Back (1981) テレビ、撮影
  • シークレット・レンズ Wrong Is Right (1982)監督/製作/脚本
  • ザ・ギャンブラー Fever Pitch (1985) 監督/脚本

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/27 00:53 UTC (変更履歴
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