マイケル・シェイボン : ウィキペディア(Wikipedia)

マイケル・シェイボン(Michael Chabon、1963年5月24日 - )は、アメリカ合衆国の作家、脚本家。

SFを中心に様々な作品を書いており、これまでにピューリッツァー賞 フィクション部門やネビュラ賞 長篇小説部門、ヒューゴー賞 長編小説部門、サイドワイズ賞などを受賞している。妻は作家のアイアレット・ウォルドマン。 

経歴

ワシントンD.C.に生まれ、その後ペンシルベニア州やメリーランド州などで青年期を送る。カーネギーメロン大学に入学、その後ピッツバーグ大学に移り学士を修了。カリフォルニア大学アーバイン(UCアーバイン)で修士を取得する。カリフォルニア大学在学中に書いた最初の小説、『ピッツバーグの秘密の夏』がベストセラーとなり、小説家、また脚本家として成功の道をたどり始める。さまざまなハリウッド映画の脚本の起草を行っており、『スパイダーマン2』の脚本の草稿などを手がけ、また自身の小説である『ワンダー・ボーイズ』も映画化された。2000年に出版した『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』が、ニューヨーク・タイムスベストセラーに選ばれ、翌年に同作品でピューリッツァー賞を受賞した。他、雑誌や新聞などで、離婚、ゲイ、バイセクシャル、ユダヤ人種問題などの社会問題をテーマに執筆活動をしている。2020年配信予定のテレビドラマシリーズ『』では製作総指揮チームの一員となる。

作品

長篇

  • 『ピッツバーグの秘密の夏』The Mysteries of Pittsburgh (1988)
  • 『ワンダー・ボーイズ』Wonder Boys (1995)
  • 『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』The Amazing Adventures of Kavalier & Clay (2000)
    • 2001年、ピューリッツァー賞を受賞。
  • 『サマーランドの冒険』Summerland (2002)
  • 『シャーロック・ホームズ 最後の解決』The Final Solution (2004)
  • 『ユダヤ警官同盟』The Yiddish Policemen's Union (2007)
    • 2007年にネビュラ賞 長篇小説部門とサイドワイズ賞を受賞
    • 2008年にローカス賞 SF長篇部門とヒューゴー賞 長編小説部門を受賞。
  • Gentlemen of the Road (2007)

短篇集

  • 『モデル・ワールド』A Model World and Other Stories (1991)
  • 『悩める狼男たち』Werewolves in Their Youth (1999)

ノンフィクション

  • Maps and Legends (2008)

脚本

  • 『宇宙の恋人』"Calypso" (2018年)
  • スタートレック:ショートトレック "Q&A" (2019年)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/07/04 15:25 UTC (変更履歴
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