ドミニク・サンダ : ウィキペディア(Wikipedia)

ドミニク・サンダ(Dominique Sanda, 1951年3月11日 - )はフランス・パリ出身の女優。

来歴

16歳で結婚したが2年後に離婚。当時はヴォーグ誌などでモデルをしていたが、ロベール・ブレッソン監督と知り合い、1968年に『やさしい女』でデビューした。『暗殺の森』や『1900年』など、ベルナルド・ベルトルッチ作品で有名。

1972年、長男ヤンを出産。子どもの父親は、当時交際していた映画監督のクリスチャン・マルカン

1976年の『沈黙の官能』でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞している。

日本での人気

1970年代には日本でも人気が高く、1978年にはパルコのテレビCMに出演したPARCO ポスターPARCO TVCM

1984年には話の特集から本人と山田宏一の監修で簡単な自伝を含む写真集『ドミニク・サンダ写真集―女そして女優』が刊行されているが、それ以前にも映画雑誌の付録や芳賀書店等からの写真集が刊行されていた。

1992年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員を務めている夕張国際ファンタスティック映画祭

主な出演作品

公開年邦題原題役名備考
1969 やさしい女Une femme douce エル
1970 暗殺の森Il Conformista クアドリ教授夫人
初恋(ファースト・ラブ) Erste Liebe ジナイーダ
1971 悲しみの青春Il Giardino dei Finzi-Contini ミコル
1972 刑事キャレラ/10+1の追撃 Sans mobile apparent サンドラ・フォレスト
マッキントッシュの男The MacKintosh Man スミス夫人
1974 家族の肖像Gruppo di famiglia in un interno 教授の母親
ステッペンウルフ 荒野の狼Steppenwolf ヘルミーネ
1976 沈黙の官能L'Eredità Ferramonti イレーネ カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
1900年 Novecento アダ・フィアストリ・ポーラン
1977 ルー・サロメ/善悪の彼岸 Al di là del bene e del male ルー・サロメ
世界が燃えつきる日 Damnation Alley ジャニス
1980 二人の女Le Voyage en douce エレーヌ
1980 太陽のエトランゼ Caboblanco マリー
1982 都会のひと部屋 Une chambre en ville
シーデビルL'indiscrétion ベアトリス
1986 肉体と財産 Corps et biens エレーヌ
1989 ムーンリットナイト In una notte di chiaro di luna
1990 恐怖の航海/アキレ・ラウロ号事件Voyage of Terror: The Achille Lauro Affair マーゴット テレビ映画
1992 ラテン・アメリカ/光と影の詩 El Viaje ヘレナ
1993 ルコナ号沈没の謎を追え! Der Fall Lucona リリ
2000 クリムゾン・リバー Les Rivières pourpres シスター・アンドレ
2014 SAINT LAURENT/サンローランSaint Laurent リュシエンヌ・サン=ローラン

参照

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/07/29 11:02 UTC (変更履歴
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