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白玉 雅己(しらたま まさみ、1974年4月27日 - )は、日本のミュージシャン、ベーシスト、コンポーザー。元ポルノグラフィティメンバー。旧芸名はインディーズ期に使用していた「玉」、1999年から2001年にかけて使用していた「シラタマ」、2002年から2016年にかけて使用していた「Tama」。

人物

  • 広島県因島市(現・尾道市)出身。
  • 弓削商船高等専門学校中退(三年次修了)。
  • アン・ミュージック・スクール京都校(現・スクール・オブ・ミュージックプラン)に入学し1年間学ぶ(学校は2年制)。
  • 血液型はO型。身長173cm。体重64kg。
  • ポルノグラフィティの新藤晴一は、保育園時代と小・中学校時代の同級生である。
  • 2004年、一般女性と結婚。翌2005年、第一子誕生。
  • 2010年以降は事実上の活動休止状態であったが、2019年にTwitterアカウントを開設とともに復帰。
  • 現在は本名である「白玉雅己」名義で活動している。
  • ポルノグラフィティを脱退しているが、不仲による脱退ではないため、脱退後も現メンバーとの交流は続いている模様で、2017年10月17日の本間昭光のx(当時:Twitter)の写真に岡野昭仁と登場し、更には2024年4月3日には新藤晴一のx(旧Twitter)に昭仁とともに登場し、久々の3ショットが実現した。

略歴

  • 1974年、広島県因島市(現・尾道市)に生まれる。
  • 1994年、大阪にてバンド活動開始。アン・ミュージック・スクール京都に通い音楽を学ぶ。実技担当 石橋敬一。
  • 1997年、SME及びアミューズと契約、東京に活動拠点を移す。
  • 1999年 9月8日、ポルノグラフィティとして「アポロ」でメジャーデビュー。
  • 2000年
    • 作曲した「サボテン」がオリコンチャートで1位を獲得。
    • NHK『第51回NHK紅白歌合戦』に初出場(演奏曲は「サウダージ」)。
  • 2001年
    • エフティ資生堂「ティセラ・トコナッツ・ココナッツ」のCMに出演。
    • メンバーがそれぞれアーティスト名を変更したように、自身も「シラタマ」から「Tama」へ変更。
  • 2002年
    • 作曲した「Go Steady Go!」がNHK『2002 FIFAワールドカップ』イメージソングになる。
    • NHK紅白歌合戦出場。
  • 2003年
    • 作曲した「渦」がテレビ朝日系ドラマ『スカイハイ』主題歌になる。
    • 作曲した「ラック」がオリコン初登場1位を獲得。
  • 2004年
    • 6月22日、「自身の追求」のため脱退を表明。7月発売のベストアルバムを最後にポルノグラフィティを離れる。
    • 9月、一般人女性と結婚。
    • THE THRILLのトランペッター、rieのアルバム『-blue-』に参加。
  • 2005年
    • 12月21日、ソロデビューアルバム『Great Pleasure』を発売。
    • 12月24日、1stソロ・ライブ『Tama/Great Pleasure Night』を新宿コマ劇場にて開催。
  • 2006年
    • 11月1日、1stシングル「Metal Cool」発売。
    • 12月20日、『The songs for DEATH NOTE the movie 〜the Last name TRIBUTE〜』に参加。
  • 2007年
    • 3月1日、メールマガジンサービス『Tama Hot News』の配信がスタート。
    • 4月8日、FM FUJIにてラジオ番組『BACK TO WILD』開始。
  • 2009年
    • 9月8日、デビュー10周年を迎える。
    • 10月28日、ベストアルバム『SUPER SESSIONS -Best of 2005〜2009-』発売。
  • 2010年
    • 3月31日、フリーウェイハイハイの3rd Album『君の好きな歌』にアレンジ・プロデュースで参加。
  • 2019年
    • 1月30日、「白玉雅己」名義でTwitterアカウントを開設。
    • 3月13日、やなわらばーの11th Album『うりずんの歌』収録の「2人なら」「未来図」「羽ばたき」の3曲にベーシストとして参加。
    • 4月29日、ポンすけのライブにゲスト出演。
    • 7月10日、女優・高田夏帆の1stシングル「大航海2020 ~恋より好きじゃ、ダメですか?ver.~」に編曲家・ベーシストとして参加。
    • 9月8日、デビュー20周年を迎える。
    • 9月22日、YouTubeチャンネルを開設。
  • 2020年
    • 9月14日、ポンすけ(小畑ポンプ、ただすけ)らと配信ライブ『タマ+タイチ+ポンすけ』を開催。
    • 12月16日、声優・大橋彩香の3rd Album『WINGS』収録のリード曲「START DASH」の編曲を担当(共同アレンジ)。
  • 2021年
    • 2月17日、初の配信アルバム『HEALING & FUN BASS』を発売。
    • 3月10日、配信ソロライブ『白玉雅己 HEALING & FUN LIVE!』 を開催。

使用機材

楽器

  • Fender Customshop 60's Jazz Bass /Dennis Galuszka (LPB)
  • Fender Customshop Precision Bass /Jason Smith
  • Fender Customshop Active Jazz Bass (NAT)
  • Fender Custom Classic Jazz Bass V

アンプ

  • Ampeg B-15R

ディスコグラフィ

シングル

  1. Metal Cool (2006年11月1日) ※初回盤のみLIVE招待ハガキ封入
  2. ホンノウ (2007年5月23日) ※初回盤のみオリジナルステッカー封入

アルバム

  1. Great Pleasure (2005年12月21日) ※初回盤のみPVと特典映像を収録したDVD付
    • Tama本人はベース、トランペット、ギター、コーラスを担当した。
    • アレンジャーに井上ヨシマサや福富幸宏を迎えた。
    • SOUL'd OUTのDiggy-MO'とBro.HiによるEmcees Premium Extra(通称E.P.E)と、wyolicaのヴォーカルであるazumiが参加。
  2. Natural Born (2007年6月20日) ※初回盤のみPVと2nd Liveのダイジェスト、特典映像を収録したDVD付
    • 全曲の作詞作曲、ボーカルを担当した初のフルアルバムである。
    • HIGH and MIGHTY COLORのユウスケ、FLOWのKOHSHI、Skoop On SomebodyのTAKEがゲストボーカルとして参加。
  3. SUPER SESSIONS -Best of 2005〜2009- (2009年10月28日)

ミニアルバム

  1. !LOUD! (2008年1月23日)
  2. !SHOUT! (2008年5月21日)

配信アルバム

  1. HEALING & FUN BASS(2021年2月17日)

参加作品

  • rie 『-blue-』 (2004年11月10日) - 10曲目『SHANDRA』 ベース演奏 ※レコーディングは2002年
  • フリーウェイハイハイ 『君の好きな歌』 (2010年3月31日) - 『湘南ラブストーリー』『Final Answer?』『僕らがここから始める理由』 アレンジ・プロデュース

ポルノグラフィティ時代の作曲作品

曲名 収録作品 備考
ジレンマシングル「ヒトリノ夜」ポルノグラフィティのライブでアンコールのラスト1曲となっていた。
Jazz upアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』インディーズ時代から存在している楽曲。
ライオンインディーズ時代から存在している楽曲。
デッサン#1インディーズ時代から存在している楽曲。
ラビュー・ラビューラジオ限定で弾き語りヴァージョンが披露された。
PRIMEシングル「ミュージック・アワー」インディーズ時代から存在している楽曲で、ソロライブでセルフカバーしたこともある。作詞 岡野昭仁
冷たい手 〜3年8ヶ月〜シングル「サウダージ」「Search the best way」のアレンジ・歌詞違い。作詞 岡野昭仁
Search the best wayポルノグラフィティ在籍時に唯一の一部作詞/作曲を同時担当した作品。
サボテンシングル「サボテン」シラタマ作曲による初のシングルA面曲。インディーズ時代から存在している楽曲。
ダイアリー 00/08/26「大事になときにいつか演ろう」ということで作られた曲。
サボテン Sonority「サボテン」のアレンジ・歌詞違い。
グァバジュースアルバム『foo?』
オレ、天使『ミュージックステーション』で披露されたこともある。
夜明け前には
オレ、Cupid未音源化「4th Live CIRCUIT "Cupid (is painted blind)"」で演奏された。
別れ話をしようシングル「アゲハ蝶」
幸せについて本気出して考えてみたシングル「幸せについて本気出して考えてみた」Tama名義による初のシングルA面曲。
敵はどこだ?アルバム『雲をも摑む民』
ハート
ニセ彼女
ビタースイート「5th LIVE CIRCUIT "BITTER SWEET MUSIC BIZ"」のツアータイトルの由来になった曲。『ミュージックステーション』で披露されたことがある。
夜はお静かに
Go Steady Go!シングル「Mugen」FIFAワールドカップNHK公式イメージソング。
シングル「渦」テレビ朝日系ドラマ『スカイハイ』主題歌。
CLUB UNDERWORLDアルバム『WORLDILLIA』ファンクラブツアー「FUNCLUB UNDERWORLD」のツアータイトルの由来となった楽曲。
素晴らしき人生かな?
月飼いシングル「メリッサ」
ラックシングル「ラック」オリコン初登場1位を記録。
Anotherday for "74ers"

編曲作品

曲名 アーティスト名 収録作品 備考
大航海2020 〜恋より好きじゃ、ダメですか?ver.〜高田夏帆シングル「大航海2020 〜恋より好きじゃ、ダメですか?ver.〜」RCCテレビ開局60周年ドラマ『恋より好きじゃ、ダメですか?』劇中歌。原曲はユニコーンのアルバム『UC100V』に収録。
START DASH大橋彩香アルバム「WINGS」アルバムリード曲。共同アレンジ。

ライブ活動

形態 タイトル 公演日 公演規模 会場
2005年 単発ライブ 1st Solo Live"Tama/Great Pleasure Night" 12月24日 全1公演 新宿コマ劇場
2006年 招待制ライブ 2nd Live"Tama/Metal Cool Night" 12月5日 全1公演 SHIBUYA-BOXX
2007年 ライブツアー 3rd Live Tour"Tama/Quattro Live TourNatural Born Wild" 6月28日-7月4日 全国4都市5公演 心斎橋CLUB QUATTRO、広島CLUB QUATTRO、名古屋CLUB QUATTRO、渋谷CLUB QUATTRO
2008年 単発ライブ 4th Live"Tama/!LOUD!GIG!" 3月11日-3月13日 全国2都市2公演 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE、渋谷CHELSEA HOTEL
2008年 ライブツアー 5th Live Tour"Tama/Live Tour 2008!LOUD&SHOUT!" 7月3日-7月6日 全国3都市3公演 大阪Shangri-La、東京DAIKANYAMA UNIT、名古屋Electric Lady Land
2009年 単発ライブ 6th Live"Tama/One Night Special Live 2009-I'm Ready-" 12月8日 全1公演 渋谷CHELSEA HOTEL
2010年 単発ライブ 7th Live"Tama/One Night Special Live 2010-EVOLUTION-" 12月18日 全1公演 渋谷CHELSEA HOTEL
2021年配信ライブ配信ライブ"白玉雅己/HEALING & FUN LIVE"3月10日全1公演下北沢440

出演

ラジオ

  • BACK TO WILD(2007年4月8日 - 2008年9月27日、FM FUJI)
  • 白玉雅己 HEALING & FUN BASS(2021年3月14日、FM愛媛)

雑誌連載

  • PATi PATi - 2008年3月号から5月号まで短期集中連載Tama Notesが掲載された。

ライブでのサポートメンバー

  • 菊地英二(THE YELLOW MONKEYのドラムス、通称ANNIE)
  • 塚本史朗(スタジオミュージシャン、2nd Live以降のギターを担当している)
  • YOKAN(スタジオミュージシャン、1st Liveでサックスを演奏)
  • 大渡亮(Do As Infinityのギタリスト、1st Liveでギターを担当)
  • nang-chang(ポルノグラフィティ時代からのサポートメンバーで旧知の仲)
  • 須藤豪(現MISIAのサポートメンバー)

など

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/17 07:24 UTC (変更履歴
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