スティーブン・クライン : ウィキペディア(Wikipedia)

スティーヴン・クライン(Steven Klein、1965年4月30日 - )は、ニューヨークを拠点とする、アメリカ合衆国の写真家。ロードアイランド州生まれ。

経歴

ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで絵画を学んだ後、写真分野へと進路を転換した。クラインは、カルバン・クライン、ドルチェ&ガッバーナ、ルイ・ヴィトン、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ナイキなど様々なクライアントの大々的な広告キャンペーンのために写真撮影を行っており、また、アメリカ合衆国版およびパリ版の『ヴォーグ』をはじめ、『i-D』、『ヌメロ』、『W』、『Arena』などの雑誌に、定期的に写真を発表している。作品は数多くの展覧会で取り上げられており、近年ではカリフォルニア州のガゴシアン・ギャラリー (Gagosian Gallery) や、フィレンツェのブランコリーニ・グリマルディ・ギャラリー (Brancolini Grimaldi Gallery) でも展示が行われた。クラインは、マドンナMadonna: Celebrities: Wmagazine.comや、トム・フォードTom Ford: Fashion: Wmagazine.comブラッド・ピットDomestic Bliss: Celebrities: Wmagazine.comなどを取り上げた『W』の特集記事で広く知られている。クラインは、照明監督のデイヴィッド・デヴリン (David Devlin) と組むことがよくある。プロモーション用の写真も手がけており、ブリトニー・スピアーズの3枚目のスタジオ・アルバム『ブリトニー』のカバー写真などを撮影している。

X-STaTIC PRO

この点時のタイトルは、マドンナの2003年のアルバム『アメリカン・ライフ』に収録された曲「エックス・スタティック・プロセス (X-Static Process)」から採られている。

この展示の際には、関連する大型本が、350ドル、1000部限定で販売された。この本のデザインはジョヴァンニ・ビアンコ (Giovanni Bianco) が担当し、特注紙を用いた印刷と手作業での製本はイタリアで行われ、本はコットン紙の紙箱に納められていた。

後にマドンナは、この展示に用いたビデオを、2004年のThe Re-Invention Tourにおいて「The Beast Within」と「ヴォーグ」のパフォーマンスの際に用いた。その後もマドンナは、クラインとしばしば共同作業を行っており、アルバム『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』や『ハード・キャンディー』でクラインが撮影した写真を使っている。クラインは、マドンナの2006年のConfessions Tourにビデオを提供したほか、様々な雑誌用の写真撮影を行っている。

音楽ビデオ

コンサート記録映像

  • マドンナ - 「The Beast Within」(2004年、Re-Invention World Tour)
  • マドンナ - 「Vogue」(2004年、Re-Invention World Tour)
  • マドンナ - 「Future Lovers/I Feel Love」(2006年、Confessions Tour)
  • マドンナ - 「Get Together」(2006年、Confessions Tour)
  • マドンナ - 「Music Inferno」(2006年、Confessions Tour)
  • マドンナ - 「Human Nature」(2008年 - 2009年、Sticky & Sweet Tour)
  • マドンナ - 「Get Stupid」(2008年 - 2009年、Sticky & Sweet Tour)

映画

  • マドンナ - 「Secretprojectrevolution

ビデオ・クリップ

  • レディー・ガガ - 「アレハンドロ」(2010年)
  • Brooke Candy - 「Opulence」(2014年)

コマーシャル映像

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/05/21 14:38 UTC (変更履歴
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