キース・レビン : ウィキペディア(Wikipedia)

キース・レヴィン (Keith Levene: 生名 Julian Keith Levene、1957年7月18日 - )はイギリス、ロンドン出身のギタリスト、作詞家、作曲家。パブリック・イメージ・リミテッドのメンバーとして有名である。

経歴

キース・レヴィンはザ・クラッシュとフラワーズ・オブ・ロマンスの初期メンバーであった。キース・レヴィンは「ワッツ・マイ・ネイム」の共同制作者であるが、ザ・クラッシュのファーストアルバム白い暴動のレコーディングには参加していない。キース・レヴィンは後にこのレコードの数曲は自作もしくは共同作だと主張したが、それを取り下げた。 サイモン・レイノルズの本によると、キース・レヴィンは熱心なプログレッシブ・ロックファンで、15歳の時にイエスの『危機』 (Close to the Edge) ツアーのローディーを務めた。 セックス・ピストルズの分解後、パブリック・イメージ・リミテッド (PiL) をジョン・ライドンと結成。キース・レヴィンのギタープレイは多くのパンク・ロッカー他(U2エッジ等)に模倣された。後期PiLのレコーディングでは、キース・レヴィンはしばしばシンセサイザーを取り入れるため、ギターの使用を控えた。1980年から1981年にかけて、キース・レヴィンはパブリック・イメージ・リミテッドのアルバム『フラワーズ・オブ・ロマンス』 (Flowers of Romance) 完成後、マーガレット·パターソン博士によってヘロイン中毒の治療を数週間行っている。彼は1983年の東京でのライブを目前にバンドを辛辣に去った。キース・レヴィンはPiLが『ディス・イズ・ホワット・ユー・ウォント…ディス・イズ・ホワット・ユー・ゲット』 (This Is What You Want... This Is What You Get) に取組んでいた頃、オリジナル・ヴァージョンを『コマーシャル・ゾーン』 (Commercial Zone) というタイトルでリリースしている。 1985年にはキース・レヴィンの二番目の妻でジャーナリストであるシェリー·ダ·クーニャが会社を設立したのを機に、ロサンゼルスへ移住した。 1986年半ばには、キース・レヴィンはエンジニアスティーブ・カターニア、ダン・ネベンザール等とレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム『ジ・アップリフト・モフォ・パーティ・プラン』(The Uplift Mofo Party Plan) 用のデモを制作したが、バンドは資金を麻薬に使い果たす。 また、キース・レヴィンはDJと一緒に働いていたマット·ダイクのサンプリング技術とヒップホップを試したり、アイスTとトーン・トクの「デリシャス」(Delecious) の初期レコーディングを行った。 2003年には、キース・レヴィンはピッグフェイスのアルバム『イージーリスニング...』に貢献する。そして彼は何枚かのソロ・レコードをリリースし、ソロとしての最新作は2004年のEP『キラー・イン・ザ・クラウド』 (Killer in the Crowd)。 2010年10月、ブリドリントンスパのミュージックポート・フェスティバルで、PiLの前任ベーシストジャー·ウォブルと合流、それにセックス·ピストルズ・エクスペリエンスのボーカリスト、ネイサン・マーヴェリックが参加する。2011年にはローンレディのアルバム『サイキック·ライフ』(Psychic Life) でコラボレーションして、3つのトラックで貢献した。 キース・レヴィンとジャー·ウォブルはボーカリストのネイサン・マーヴェリックに、トランペッターのショーン・コルビー、ドラマーのマーク・レイトンを加えメタルボックス・イン・ダブとしての活動を開始する。2012年初めには、計画した日本公演がキース・レヴィンの英国ビザの問題のためキャンセルされた。2012年7月にフジロック・フェスティバルに参加する形で日本公演を実現させている。一方でジャー·ウォブルとキース・レヴィンのコラポレーションとして2012年9月に4曲入りの『EP』(EP)をリリース、2012年11月にフル・アルバム『イン&ヤン』 (Yin & Yang)をリリースした。

奏法

ジョン・ライドンをして「地上に降り立った天才のひとり」と言わしめたキース・レヴィンのプレイは、ロック・ギターの定石に捕われず、トレードマークとも言える1~4弦を中心に組み上げた独自のコードに加え、ハイ・フレットを使用したコード・ワークと、ランダムなハーモニクス音によるカッディングによる演奏が特徴。PiL時代はトラヴィス・ビーン等のアルミネック・ギターを使用するなど、楽器の選択もキース・レヴィンの奏法に基づいた拘りがある。他にも1980年当時は画期的なアナログ・シンセサイザーProphet-5をいち早くPiLの『メタル・ボックス』の録音で導入するなど、初期のPiLにおける彼の音楽的貢献は大きかった。PiLの『メタル・ボックス』に収録されている「ポップトーンズ」と「レディオ4」のドラムスはキース・レヴィンによる演奏である。

ディスコグラフィ

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  • 1977 白い暴動 The Clash

パブリック・イメージ・リミテッド

  • 1978 パブリック・イメージ・リミテッド Public Image
  • 1979 メタル・ボックス Metal Box
  • 1979 セカンド・エディション Second Edition
  • 1980 パリ・ライヴ Paris in the Spring
  • 1981 フラワーズ・オブ・ロマンス The Flowers of Romance
  • 1984 コマーシャル・ゾーン Commercial Zone
キース・レヴィンによる自主製作盤。
  • 1999 プラスティック・ボックス Plastic Box

ソロ

  • 1987 2011-Back Too Black
  • 1988 Looking for Something
  • 1989 Violent Opposition

マーダー・グローバル

  • 2002 キラー・イン・ザ・クラウドKiller in the Crowd
マーダー・グローバルとは、キース・レヴィンによるソロ・プロジェクト。

ジャー・ウォブル、キース・レヴィン

  • 2012 イーピーEP
  • 2012 イン&ヤンYin and Yang

関連項目

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2016/11/18 07:50 UTC (変更履歴
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