シーロ・ゲーラ : ウィキペディア(Wikipedia)

シーロ・ゲーラ(, 1981年2月6日 - )は、コロンビア出身の映画監督・脚本家。

経歴

コロンビア国立大学で映画製作とテレビ制作を学んだキャスト&スタッフ 公式サイト。23歳だった2004年、『La sombra del Caminante』で長編映画監督デビューした。この作品は第78回アカデミー賞外国語映画賞のコロンビア代表作品となったが、ノミネートはされていない。

2009年の長編2作目『Los viajes del viento』はカンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、ローマ市賞を受賞した。トライベッカ映画祭やロカルノ国際映画祭などにも出品され、9つの賞を受賞した。第82回アカデミー賞外国語映画賞では再びコロンビア代表作品となったが、やはりノミネートはされていない。アメリカ合衆国のバラエティ誌はゲーラを「2016年に注目すべき監督10人」に選出した。

2015年の『彷徨える河』は5月の第68回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、芸術映画賞を受賞した。では作品賞を受賞し、では作品賞と審査員特別賞を受賞した。第88回アカデミー賞外国語映画賞ではみたびコロンビア代表作品となり、コロンビア代表として初めて本選にノミネートされた。アメリカでは公開週末の興行成績が2015年公開の外国語作品中第1位となったイントロダクション 公式サイト。アメリカでは異例のヒットを記録し、フランスでもロングラン上映された。日本ではあいちトリエンナーレ2016期間中の2016年9月に愛知芸術文化センターと岡崎市の松應寺で上映され、その後シアター・イメージフォーラムや名古屋シネマテークほかで一般劇場公開された。

フィルモグラフィー

長編映画

タイトル役割備考
監督脚本製作
1999Documental siniestro: Jairo Pinilla, cineasta ドキュメンタリー
2004La sombra del Caminante
2006Documental Siniestro: Jairo Pinilla, Cineasta Colombianoドキュメンタリー
2009Los viajes del viento
2013Edificio Royal
2015彷徨える河El abrazo de la serpiente
2018Pájaros de verano共同監督
2019ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏Waiting for the Barbarians

短編映画

  • Silence(1998年)- 監督
  • Alma(2000年)- 監督・脚本
  • Intento(2001年)- 監督・脚本、短編アニメーション映画

テレビシリーズ

  • Green Frontier(2019年)- 監督・製作総指揮、Netflixミニシリーズ

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/06/09 01:54 UTC (変更履歴
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