井上貴博 : ウィキペディア(Wikipedia)

井上 貴博(いのうえ たかひろ、1984年8月7日 - )は、TBSテレビのアナウンサー。

経歴

東京都出身で、慶應義塾幼稚舎・慶應義塾普通部・慶應義塾高等学校・慶應義塾大学経済学部経済学科へ進学。普通部時代に軟式野球を始めたが、本人曰く「5年生の時にレベルの高い選手に出会ったことをきっかけに、目標がプロ野球選手から硬式高校野球での甲子園大会出場に変わった」とのことで、慶應義塾高校への進学後に硬式野球部へ在籍。2年時の秋に二塁手としてレギュラーの座を確保すると、3年時に遊撃手へ転向したものの、在学中は春夏とも甲子園大会への出場はならなかった。大学でも野球部でプレーを続けようとしていたが、腰の怪我で断念。部に籍を置き、「学生コーチ」という立場で後輩(慶應義塾高校の硬式野球部員)の指導に携わっていた(詳細後述)。

大学卒業後の2007年、アナウンサーとしてTBSテレビ入社。同期のアナウンサーは杉山真也で、自身は入社してから主に情報・報道番組を担当している。

2010年1月より『みのもんたの朝ズバッ!』でニュース・取材キャスターを務め、みのもんた不在時には総合司会を代行。

2013年11月、『朝ズバッ!』リニューアルおよび、初代総合司会を務めたみのが降板したことに伴い、2代目総合司会に就任。

2014年3月に『朝ズバッ!』が終了してからも、後番組の『あさチャン!』に出演していたが、2015年3月の番組リニューアルを機に降板。当時後枠で放送されていた『白熱ライブ ビビット』の進行担当へ異動した。

2017年4月から、『Nスタ』平日版の総合司会(メインキャスター)を担当中。TBSテレビ系列で平日の夕方に編成されている報道番組の総合司会を、同局でアナウンス職に専念しているアナウンサーがレギュラーで務める事例は、『Nスタ』での井上が初めてであるTBS時代に放送されていた『JNNニュースコープ』でも、1970年代から1980年代にかけて新堀俊明が平日版の一部曜日で担当していたが、新堀は当時TBSの報道局に所属していた。。

2022年には、キャスターとしての発言や姿勢が橋田文化財団(脚本家の橋田壽賀子が前年に永眠するまで理事を務めていた財団)から高く評価された末に、(他局を含めた)現職のアナウンサーやニュースキャスターからただ1人橋田賞(日本人の心や人の触れ合いを取り上げることによって放送文化に大きく貢献した番組や人物を顕彰する賞)を受賞した。

2021年春の人事異動で、2年後輩の江藤愛と共に、アナウンス職のまま「エキスパート特任職トップスペシャリスト」(アナウンスセンターの課長に相当する役職)へ昇進した。

2022年4月からは、『Nスタ』平日版全曜日の総合司会と並行しながら、自身の希望で毎週土曜日の午後に『井上貴博 土曜日の『あ』』(TBSラジオにおける自身初の冠番組)でパーソナリティを務めている。同年12月までは、TBSラジオにおける編成上の事情「土曜日の『あ』」については、「2時間(13:00 - 15:00)の生放送番組」と発表されていたにもかかわらず、「2022年4月のみ放送枠を13:00 - 15:55に拡大する」という条件で放送を開始。実際にはこの条件が5月以降も延長されていたが、2023年の初回(1月7日放送分)から放送枠を13:00 - 15:15に短縮。同年4月1日からは、開始の当初に発表されていた時間帯で放送している。と相まって、日曜以外の全ての曜日で(『Nスタ』と合わせて)1日に約3時間の生放送を進行していた。その一方で、同年5月17日には、『伝わるチカラ』(およそ30時間にわたるインタビューを基に構成した自身初の著書)がダイヤモンド社から刊行。2023年には、TBSテレビが5月27日から8月5日まで関東ローカルで放送していた『レゴ マスターズ JAPAN』(世界18ヶ国で放送中のレゴグループ公認番組『Lego Masters』の日本版に当たる10回シリーズの公開収録番組)で進行役を任されていた。

その一方で、後述する事情から、2023年の1月第1週以降は『Nスタ』への出演体制が頻繁に変わっている。同年の3月第4週までは、レギュラーの出演日を週4日(月 - 木曜日)に限定。後輩アナウンサーの日比麻音子が、月・火曜日のニュースプレゼンター(2021年10月から担当)と並行しながら、金曜分の総合司会を「金曜キャスター」という肩書で引き継いでいた。2023年3月27日(月曜日)からの『Nスタ』平日版リニューアルを機に、日比が月・火・金曜日のメインキャスターへ昇格したことに伴って、自身の担当曜日を水 - 金曜日に変更。水・木曜日にはホラン、金曜日には日比とのコンビで進行していた。2024年の3月第4週(25日)からは、金曜分への出演を終える一方で、月・火曜日のメインキャスターに復帰。(日比がメインキャスターを単独で続ける)金曜日以外の平日に、ホランと再びコンビを組んでいる。

人物・エピソード

身長は179cm。本来は右利きだが、「右脳を鍛える」という目的で、食事の際には箸やフォークを左手で持つようにしているという。

特技は、寝起きの良さ、早歩き、子どもと仲良くなること。好きな色は、白、赤、ピンク井上 貴博:アナウンサー名鑑 TBSテレビ アナウンスBoo!!。座右の銘は、「未完成だから、夢がある」。両親は兵庫県の出身で、関西地方への在住経験がないにもかかわらず、自身も関西弁を少しだけ話せる。

慶應義塾高校の硬式野球部員時代には、甲子園大会への出場に至らなかったものの、3年時(2002年)の夏に「正遊撃手」として臨んだ全国高等学校野球選手権神奈川大会では準々決勝にまで進出。慶應義塾大学在学中の2005年には、当時「学生コーチ」として指導していた慶應義塾高校の硬式野球部が第77回選抜高等学校野球大会に出場したことを受けて、『みんなの甲子園』(毎日放送が主に関西ローカルで放送する大会ダイジェスト番組)での取材企画に出演した。毎日放送はJNNの準基幹局であることから、本人はJNN基幹局のTBSテレビへ入社した後に、この時の出演を「JNN系列(局)との最初の縁」と語っている。また、当時指導した選手が出場した試合のDVDを鑑賞することを趣味に挙げている。

フジテレビアナウンサーの中村光宏は、慶應義塾の幼稚舎から大学に至るまでの同級生で、慶應義塾高校硬式野球部でのチームメイトにも当たる。同部のOBからは自身や中村以外にも多数のアナウンサーを輩出していて、同僚アナウンサー(2021年10月から2022年8月までは報道局外信部の記者→JNNニューヨーク支局の特派員)の藤森祥平が大学の野球部を含めての先輩、自身と中村の就職後に在籍していた梅澤廉(日本テレビ)や山本賢太(フジテレビ)などが後輩に当たる。
慶應義塾高校の硬式野球部で2015年8月から監督を務めている森林貴彦は、自身より11歳年上ながら、自身の「学生コーチ」時代に「専属コーチ」として部員を一緒に指導していた。森林との交流はTBSテレビへの入社後も続いていて、本人に(苗字の「森林=モリバヤシ」にちなんで)「モリバさん」という愛称を付けるほどの間柄にある。
慶應義塾高校の硬式野球部では「部員の髪型を個々の判断に委ねる」という伝統が根付いているが、自身の在籍中には丸刈りが他校で幅を利かせていたため、丸刈り以外の髪型を揶揄するかのような野次を試合中に浴びたこともあったという。TBSテレビ入社後の2023年に同部が森林監督の下で第105回全国高等学校野球選手権記念大会で大会史上103年振り(阪神甲子園球場の使用開始後では初めて)の準々決勝進出を決めた直後には、このような経験を背景に、「OB」や「元高校球児」としての私見を『Nスタ』や『ひるおび』(いずれも生放送番組)の高校野球特集で相次いで披露。部員が丸刈りに限らない髪型で試合に臨む高校が急増していることや、そのような高校から(慶應義塾高校を含む私立の)3校が甲子園大会(第105回選手権記念大会)の準々決勝にまで勝ち残ったことも踏まえて、「このような(高校球児の髪型をめぐる)話題が取り上げられることに『(髪型をめぐる風潮が)少し変わってきたのかな』と感じる一方で、令和時代に入ってからも(高校球児の)髪型が『ニュース』になることは、『高校野球がいかに遅れているか』ということの証でもあるように思う」「『丸刈りが悪い』とは一切思わないが、高校生が野球に(一生懸命)取り組んでいるのは、大人のためでも、いわゆる『お涙ちょうだい』のためでもない。(自分の理想としては)高校生が自分の好きな髪型で好きなスポーツへ自由に打ち込めるようになって欲しい」と語っている。
慶應義塾高校の硬式野球部は、第105回全国高等学校野球選手権記念大会で仙台育英高校との決勝(2023年8月23日)まで勝ち上がった末に、(「慶應普通部」時代の1916年に豊中球場で催されていた第2回全国中等学校優勝野球大会以来)107年振り2回目の大会優勝を成し遂げた。井上自身も、23日(水曜日)に休暇を取得したうえで、当日の午後に阪神甲子園球場で決勝を急遽観戦当初の大会日程では決勝が8月22日(火曜日)に組まれていたが、阪神甲子園球場が所在する関西地方を、令和5年台風第7号が15日(火曜日)に縦断。その影響で同日予定分の全試合(慶應義塾高校対広陵高校戦を含む3回戦の4試合)が16日(水曜日)に順延されていたほか、決勝の開催日も23日(水曜日)に変更されていた。さらに、TBSテレビでは19日(土曜日)から27日(日曜日)まで2023年世界陸上競技選手権大会中継を連日編成している関係で、本来の担当番組である『Nスタ』(水曜分)の全編を23日に休止することをあらかじめ決めていた。同局では22日に『Nスタ』(火曜分)を通常編成で放送したが、火曜分のメインキャスターを2023年の4月改編からホランと日比で分担していたため、井上の出演は当初から予定されていなかった。。アナウンサーとしての職務(取材など)を伴わないプライベートでの観戦であったが、硬式野球部が優勝を決めた瞬間を、梅澤などのOBと共に三塁(慶應)側のアルプススタンドで見届けるに至った。

本人曰く「慶應義塾大学への在学中にアナウンススクールへ通っていなかったばかりか、就職活動を始めた当初は商社、不動産関連の企業、ベンチャー企業を志望していたので、アナウンサーを志すほどの明確なきっかけもなかった」とのことで、学生時代にテレビ番組の視聴を極力避けていたばかりか、現在に至るまでテレビメディアのあり方に対する疑問を強く持ち続けている。放送局のアナウンサーの採用試験についても「上記の企業の採用試験より半年ほど早かったので、『面接の練習のつもり』で受け始めた」とのことラジオライフ(三才ブックス)2022年7月号 16 - 19頁「井上貴博interview」だが、最初に受けた(TBSテレビ以外の)在京局のアナウンサー試験では書類選考の通過すら叶わなかったという。そこで、大学のゼミの先輩で地方局(仙台放送)のアナウンサー試験に合格していた板垣龍佑(現在は同局からテレビ東京へ移籍)に相談したところ、アナウンススクールの見学を勧められた。井上は、見学を通じて受講生たちの技量や意識の高さに驚きながらも、今までの人生経験を踏まえたトーク(野球の話など)を中心に据えるなど、彼らの逆を行く戦略でアナウンサー試験に再び臨んだ【TBSアナウンサーが教える】最初のアナウンサー採用試験に落ちて思いついた秘策とは? ダイヤモンド・オンライン。実際には「テレビを内側から変えたい」との思いを持ちながらTBSテレビへ入社したものの、入社後にはアナウンサーを「普通のサラリーマンでは築けない人脈を築けるうえに、非日常の緊張感の中に身を置ける仕事」ととらえていて、「好きでない業界に身を置いた方か成長出来る」とも話している。

『Nスタ』のメインキャスターへ就任してからは、テレビ番組の常套句(「速報」「このあとすぐ」など)を放送中に使わない一方で、2020年頃からは自分の意見を可能な限り明言するスタンスを打ち出している。2022年に第30回橋田賞を受賞したのは、このようなスタンスに沿った進行や発言が、「コロナ禍で不安が広がる状況にあって、さわやかで知的なイメージを持ちつつも、正直で熱い口調で切り込む姿が多くの視聴者の共感を得た」と評価されたことによる。

3人きょうだいの末っ子で、12歳上の姉と9歳上の兄がいる。本人によれば、「家族会議が(きょうだいにとっての)就職活動のようなもので、学生時代に野球で活躍しても、末っ子ゆえに家族の前ではなかなか言えなかった。そのことに対する悔しさから、『末っ子でも子どもとして扱われたくない』『10歳以上離れている姉に勝たなければダメ(自分の真価を家族に認めてもらえない)』という意識が芽生えた」とのことである。このような意識は「仕事は基本として(自分で動いた末に)勝ち取るもの」という積極的な姿勢につながっていて、TBSテレビへの入社後は、『みのもんたの朝ズバッ!』担当プロデューサーへの直訴がきっかけで同番組へのレギュラー出演が実現。TBSテレビへの入社16年目に当たる2022年の4月からTBSラジオで担当している『井上貴博 土曜日の『あ』』でも、「テレビで出ている自分の人間性は3割ぐらいなので、ここで(ラジオの生放送番組のメインパーソナリティを初めて)やらないと喋り手としての成長はない」という決意の下で、企画書の作成、タイトルロゴのデザイン、テーマソング作りなどにも関与している。もっとも、『朝ズバッ!』では前述した事情で総合司会に急遽起用されながら、担当の開始から5ヶ月後に番組自体が終了。本人曰く「番組の終了をプロデューサーから通告された瞬間、『アナウンサー生活が終わった』と本気で思った」とのことで、通告から1年ほど後までの出来事をはっきりと思い出せないほど強いショックを受けたが、かねてから抱いていた「日本一の司会者になる」という目標が確固たるものになったという。

「『チームのため』と言っている人間の実力ではチームを救えない。『自分のため』に実力をとことん付けることが、自然と『チームのため』になる」という考えの持ち主で、TBSテレビへ入社してからは、「『自分のため』に使っている時間を『誰かのため』に使いたくない」との理由で「生涯独身」を長らく公言していた。もっとも、『土曜日の『あ』』の開始に際しては、「入社16年目で仕事の面白みが分かり始めるとともに、結婚願望や『会社のためになりたい』という意識がようやく出てきた」と語っている。

2022年12月まで平日の全曜日にわたっていた『Nスタ』へのレギュラー出演日を、2023年1月から週3 - 4日にまで減らしているのは、「自分も番組(『Nスタ』)もさらに高みを目指すために、番組側・会社(TBSテレビ)側とも話し合いを重ねた結果」とのことである。本人によれば、「(2023年の1月から2024年の3月中旬までは)月・火曜日を他の社業や社外活動に充てられていたので、今までできなかった仕事に取り組めたほか、社外との接点を持てるようになった。さらに、『局アナ』(TBSテレビのアナウンサー)としてもっとやるべきことや、変えるべきことがあることに気付かされた」という。その一方で、(テレビ東京を除く)他の在京民放テレビ局が全国ニュースを内包しながら平日の夕方に編成している報道番組では、2024年に入ってからメインキャスターの顔触れをこぞって一新。このように『Nスタ』の平日版を取り巻く状況が大きく変わったことも相まって、「『汚い生放送』を目指しながら、少しずつでも、遠回りしてでも、テレビの報道(のあり方)を(内側から)変えていきたい」という意気込みの下に、同年の4月改編からホランとのコンビによる週4日(月 - 木曜日)のレギュラー出演を再開している2023年の4月改編から「月・火曜日のメインキャスター」としてホランとコンビを組んでいた日比は、井上/ホランとの同格(「メインキャスター」としての)扱いを維持したまま、2024年の4月改編からレギュラー出演日を金曜日に限定。井上/ホランとの共同進行体制を解消したうえで、TBS→TBSテレビの現職女性アナウンサーとしては初めて、平日の夕方に全国ネットで放送される報道番組のメインキャスターを「単独」で任されている。。

現在の出演番組

テレビ

  • Nスタ
    • 藤森祥平不在時の代理藤森のロンドン五輪取材に伴うもの。(2012年7月23日 - 8月10日)
    • 平日版メインキャスター(2017年4月3日 - )
      • 月 - 金曜日:2017年4月3日 - 2022年12月28日
      • 月 - 木曜日:2023年1月4日 - 2023年3月23日/2024年3月25日 -
      • 水 - 金曜日:2023年3月29日 - 2024年3月22日

ラジオ

  • 井上貴博 土曜日の『あ』(2022年4月2日 - )- メインパーソナリティ

過去の出演番組

テレビ

  • はなまるマーケット
    • 水曜コーナー「はなまるブームラボ!」(2007年10月 - 2008年3月)
    • はなまるニュース(2010年10月22日) - 秋沢淳子不在時の代理
  • イブニング・ファイブ - リポーター(月曜)
  • 総力報道!THE NEWS(2009年3月 - 2010年3月) - リポーター(不定期)
  • 早ズバッ!ナマたまご(2010年1月4日 - 2013年9月27日) - ニュース担当
  • みのもんたの朝ズバッ! → 朝ズバッ!(2010年1月4日 - 2014年3月28日)
    みのもんたが総合司会を務めていた時期には、「朝刊ミノがしません!けさ単」のコーナーやサブキャスターなどを担当。総合司会を引き継いだ2013年11月4日以降も、公式サイトでは「ニュース・取材キャスター」として紹介されていた。
  • あさチャン!(2014年3月31日 - 2015年3月27日)
  • Oh!ベイスターズ2016プロ野球・横浜DeNAベイスターズの応援広報番組(2016年4月2日未明(1日深夜) - 10月1日未明(9月30日深夜)) - 司会
  • 白熱ライブ ビビット(2015年3月30日 - 2017年3月31日) - 進行役
  • JNNイブニング(TBSニュースバード、2008年4月 - 2009年3月) - キャスター(木曜)
  • 2007年世界陸上選手権 たすきリレー(2007年7月16日 - 8月24日・9月5日)
    同期の杉山真也、先輩の岡村仁美と神田明神にたすきを奉納した。
  • ママアナのデジ@缶(2007年9月16日)
  • JNNイブニング・ニュース(2009年1月1日) - 三雲孝江・藤森祥平・小倉弘子の年始休暇に伴う代理
  • ひるおび
    • 2009年8月5日・7日:『ひるおび!THE NEWS』
    • 2010年7月5日:『ひるおび!JNNニュース』
      • いずれも、伊藤隆太(本来のキャスター) に代わって担当。
    • 2023年8月18日(金曜日)
    :第105回全国高等学校野球選手権記念大会の開催に合わせて、土井敏之(先輩のスポーツアナウンサー)の進行による「変わる『令和の甲子園』」という特集が午後枠に組まれたことから、「(準々決勝への進出を前々日に決めていた)慶應義塾高校硬式野球部のOB」という立場で『Nスタ』の本番前にスタジオへ出演。高校球児の髪型の変遷も取り上げていた関係で、解説用のパネルには部員時代の長髪の写真が組み込まれていた。 *2023年8月24日(木曜日) :慶應義塾高校の硬式野球部が前日(8月23日)の第105回全国高等学校野球選手権記念大会決勝で107年振り2度目の優勝を成し遂げたことを踏まえて、この大会を総括する特集(同校バスケットボール部のOBでもある先輩アナウンサーの赤荻歩が進行)が午後枠に組まれたことから、前週(上記の18日放送分)に続いて『Nスタ』の本番前に午後枠へ出演。優勝した喜びや準優勝校(前年の第104回大会で「東北勢としての甲子園大会初優勝」を実現させていた仙台育英高校)への敬意を表す一方で、大会を通じて対戦校の守備イニング中における慶應義塾関係者からの大声援がSNSなどで波紋を呼んでいたことを背景に、高校野球の応援をめぐる私見や課題などを語っていた。
  • THE NEWS(2009年8月22日昼・夕方昼は『王様のブランチ』に内包、夕方は世界陸上中継に伴う『報道特集NEXT』休止に伴う代替番組。) - 昼枠は向井政生の夏季休暇に伴う代理として担当
  • THE NEWS(2010年1月1日夕方ただし、実質的には『総力報道!THE NEWS』の年始短縮版とも言うべき体裁だった。) - 吉川美代子と共にキャスターを務める
  • THE NEWS(2010年2月7日夕方ただし、実質的には『総力報道!THE NEWS』の日曜版とも言うべき体裁だった。) - 杉山真也の冬季休暇に伴う代理
  • 爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2016(2016年12月29日) - 進行
  • サンデージャポン
    • 2021年2月7日
    :総合司会の1人である 田中裕二(爆笑問題)の病気療養に伴って、田中のポジションで出演。 *2023年8月27日 :慶應義塾高校硬式野球部の第105回全国高等学校野球選手権記念大会優勝に関する話題を扱うことに加えて、前日に生放送の『土曜日の「あ」』で号泣しながらこの話題で熱弁を振るっていたことこの回については、TBSラジオで爆笑問題がMCを務める『爆笑問題の日曜サンデー』で、同年12月17日の「TBSラジオ珍プレー好プレー大賞」でも取り上げられたが、その際に太田光(爆笑問題)は「珍プレーというよりも事故」と評していた。結果的にはリスナーによる投票で4位に入賞し、前年(この時は5位だった)に続く2年連続の入賞。を背景に、前述した『ひるおび』と同様にゲストで出演。
  • ミント!(毎日放送)
    放送期間中(2019年4月1日 - 2021年3月5日)に『Nスタ』平日版からJNNニュースパートを内包していた関係で、最終回の『Nスタ』内包前に、MCの大吉洋平(毎日放送アナウンサー)とリモート方式・事前収録で対談した特別企画「コロナの伝え方」を関西ローカルパートで放送。「普段は公の場で披露していない」という関西弁を話す一幕もあった。
  • オールスター感謝祭2023春(2023年4月8日)
    メインキャスターが日比・ホランとの3人体制へ移行した『Nスタ』平日版のリニューアルを記念して、『2020秋』以来3年半振りに復活した「赤坂5丁目ミニマラソン」へ日比と揃って初出場。マラソンは『感謝祭』内での生中継を兼ねて21時台の前半に開催されたが、2人とも出場の前(当日の午後)に生放送のレギュラー番組(自身はラジオで『土曜日の『あ』』・日比はテレビで『王様のブランチ』)を担当していた。
  • レゴ マスターズ JAPAN(2023年5月27日 - 8月5日、毎週土曜日16:30 - 17:00) - 進行
  • 土曜☆ブレイク『直撃記者#お話聞かせてもらっていいですか?』(2023年8月5日)
    • みちょぱ(池田美優)が初めてMCを務めた「報道番組」で、現役(『Nスタ』)のニュースキャスターとして進行を担当。

テレビドラマ

  • 日本沈没-希望のひと- 第3話(2021年10月24日)
  • マイファミリー 第1話(2022年4月10日) - 本人役

ラジオ番組

  • 安住紳一郎の日曜天国(2011年11月14日・2012年5月6日) - 「さばいてにち10」を、本来担当している外山恵理に代わって進行。
  • ジェーン・スー 相談は踊る(2015年7月11日・12月26日) - 代行MC
  • ジェーン・スー 生活は踊る(2016年4月12日 - 2017年3月28日) - 火曜パートナー
  • 赤江珠緒 たまむすび(2017年1月10日)火曜日パートナー・山里亮太欠席時の代理(13時台のみ)

著書

  • 『伝わるチカラ 「伝える」の先にある「伝わる」ということ』(ダイヤモンド社、2022年5月17日初版刊行、ISBN 978-4478115350)

受賞歴

  • 第30回橋田賞(2022年)

注釈

出典

関連項目

  • TBSテレビのアナウンサー一覧

外部リンク

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