リチャード・ワイズマン : ウィキペディア(Wikipedia)

リチャード・ワイズマン(、1966年 - )は、イギリスのロンドン出身の心理学者。

10歳から奇術を始め、20歳代前半にはプロのマジシャンとして世界的に活動。やがて奇術の裏にある人間の心理に強い関心を抱き始め、ロンドン大学で心理学を専攻。同大学卒業後、エディンバラ大学で心理学の博士号を取得。ハートフォードシャー大学で研究室を持つまでになる。

超常現象を疑問視する研究においても世界的に知られており、被験者の膨大なデータの分析による科学的なアプローチを得意としている。自らウェブサイト上で被験者を募り、大規模調査プロジェクトを進めている。2002年、社会科学分野における一般向けの優れた業績を顕彰するジョセフ・リスター賞(イギリス科学協会)を受賞。

疑似科学を鋭く批判する一方で、一般向けの科学書の執筆やテレビ番組の制作、ビジネスコンサルタントとして企業での講演など、幅広い啓蒙活動を行っている。

日本語訳された著作

  • 『運のいい人、悪い人 - 運を鍛える四つの法則』(矢羽野薫訳、角川書店) 2004.1、のち改題『運のいい人の法則』(角川文庫) 2011
  • 『Qのしっぽはどっち向き? 3秒で人を見抜く心理学』(殿村直子訳、日本放送出版協会) 2008.6
  • 『その科学が成功を決める』(木村博江訳、文藝春秋) 2010.1、のち文春文庫
  • 『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか』(木村博江訳、文藝春秋) 2012.2
  • 『その科学があなたを変える』(木村博江訳、文藝春秋) 2013.10
  • 『よく眠るための科学が教える10の秘密』(木村博江訳、文藝春秋) 2015.11

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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/08/16 00:46 UTC (変更履歴
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