井上香織 : ウィキペディア(Wikipedia)

井上 香織(いのうえ かおり、女性、1982年10月21日 - )は、日本の元バレーボール選手。兵庫県豊岡市(旧 出石郡出石町)出身。ニックネームはキラ。現役時代の所属チームはVプレミアリーグのデンソー・エアリービーズ。マネジメント契約先は株式会社アーキテクト

来歴

小学校4年生よりバレーボールを始める。兵庫県立氷上高校時代は3年生時に主将を務め、春高バレー・インターハイに出場。全日本高校選抜に選出された。

2001年、デンソー・エアリービーズに入部。2005年、第11回Vリーグよりレギュラー獲得。2007年、2006-07プレミアリーグにおいてブロック賞・ベスト6賞を受賞。2008年、2007-08プレミアリーグでチーム初の準優勝に貢献し、ベスト6賞を受賞。同年5月開催の第57回黒鷲旗大会では初優勝に貢献し、黒鷲賞(最高殊勲選手)を受賞した。2009年シーズンよりチーム主将を務める。

2008年9月、デンソー公式HPにおいて、9月13日に挙式したことが発表された。夫は元スキー選手の岡本哲義2009年8月2日放送 フジテレビ『ジャンクSPORTS』。夫はスキー選手であったが、怪我のために断念したという2009年バレーボール・ワールドリーグにおけるフジテレビバレーボール中継中の選手紹介VTRにて明かされた。現在夫はスポーツトレーナーを経て、愛知県でボディケアの店を経営している井上「人妻ブロック」で全勝/世界バレー 日刊スポーツ、2010年11月4日紙面。

2009年4月、全日本女子代表メンバーに登録、2009年バレーボール・ワールドグランプリに出場。上記の通り既婚者であることから、フジテレビのバレーボール中継における井上のキャッチコピーは「奥様はミドルブロッカー」。

2010年、世界選手権に出場し、ブロックポイントではトップに輝く(得点率では5位)など、銅メダル獲得に大きく貢献した。同年12月、全日本選手権初優勝に大きく貢献した。

2010/11VプレミアリーグのJT戦で右肩を故障、亜脱臼により手術を行った。2011年9月に再び右肩を脱臼し手術を行い、完全復帰まで5か月かかると公表デンソー・エアリービーズ公式サイト - ケガ治療中の井上香織選手からのメッセージ、11月のワールドカップへの招集は見送られた。

ミズノとアドバイザリースタッフ契約を締結した。

2012年6月、ロンドンオリンピックの代表メンバーに選出された。本大会では全日本女子28年ぶりの銅メダルを獲得。井上選手自身、怪我からの復帰戦となる本大会、出場頻度は少ないながらも、チームトップのブロック得点を記録するなど、メダル獲得を牽引した。

2014年3月、Vチャレンジリーグでチーム優勝に大きく貢献し、自らもMVPの栄に浴した。

2014年11月15日の対岡山戦に出場し、Vリーグ出場10シーズン及び出場試合数が232試合となり、Vリーグ栄誉賞の表彰資格を得た。

2015年5月の第64回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会を最後に現役を引退することを表明引退選手のお知らせ(2015.4.28) デンソー・エアリービーズオフィシャルサイト 2015年4月28日付女子バレー井上香織 現役引退へ ロンドン五輪銅メダルに貢献 スポーツニッポン 2015年4月28日閲覧、黒鷲旗大会では準決勝のトヨタ車体クインシーズ戦(セットカウント2-3で敗戦)が現役最後の試合出場となったロンドン銅、井上引退 バレー女子デンソー「支えに感謝」 神戸新聞 2015年5月6日閲覧。

球歴

  • 所属チーム履歴
福住小→出石中→兵庫県立氷上高等学校→デンソー・エアリービーズ(2001年-2015年)
  • 全日本代表 - 2009-2012年
  • 全日本代表としての主な国際大会出場
    • 世界選手権- 2010年
    • オリンピック- 2012年

賞詞

バレーボール

  • 2007年 - 2006-07Vプレミアリーグ ブロック賞、ベスト6
  • 2008年 - 2007-08Vプレミアリーグ ベスト6
  • 2008年 - 第57回黒鷲旗全日本選抜バレーボール大会 黒鷲賞(最高殊勲選手)
  • 2010年 - 2009-10Vプレミアリーグ ブロック賞
  • 2014年 - 2013-14Vチャレンジリーグ MVP

その他

  • 2012年 - 豊岡市 コウノトリ賞 兵庫県豊岡市公式サイト

外部リンク

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