加藤啓 : ウィキペディア（Wikipedia）

加藤 啓（かとう けい、1974年12月4日 - ）は、愛知県豊川市出身の俳優である。身長171cm、体重55kg。
愛知県立時習館高等学校、早稲田大学を卒業した。所属事務所は、SLUSH-PILEである。

人物・略歴

1994年、早稲田大学在学中に、村上大樹、千代田信一、澤田育子、市川訓睦らと共に、劇団「拙者ムニエル」を結成した。

奇天烈なキャラクターが織りなすナンセンスギャグとシュールな展開、予測不可能に疾走する独自の構成が、圧倒的な人気を博し、小劇場界を席巻した。

劇団の看板俳優として活躍し、他劇団への客演やプロデュース公演の出演も多数である。

2006年1月より、動物電気の辻修とのコントユニット「モッカモッカ」を結成。劇団での活動とは異なる趣向で、年1回ペースの劇場公演や、映像作品やコントライブに出演する。

さらに、2011年6月には、演劇人を中心としたグループ展、「かとバスグループ展『茶色と白混ぜると肌色だっけ』」をデザイン・フェスタ・ギャラリー原宿にて開催した。

俳優活動のみならず、その活動は多岐に渡る。

出演

映画

• 忘れられぬ人々（監督：篠崎誠）（2001年)
• NEG.WONDERLAND（監督：上田大樹）（2002年）（PFFアワード2003 グランプリ・コミュニティ賞(BROBA賞)・観客賞(仙台・大阪)受賞作）
• 近未来蟹工船・レプリカント・ジョー（監督：松梨智子）主演（2003年）
• 偶然にも最悪な少年（監督：グ・スーヨン）（2003年）
• 星になった少年（監督：河毛俊作）（出演：ほか）（2005年）
• 笑う大天使（監督：小田一生）（出演：上野樹里、伊勢谷友介、ほか）（2006年）

舞台

• 所属劇団、拙者ムニエルのほぼ全公演に出演。
• 山崎一プロデュース『メオト綺想曲』（作・演出：長塚圭史、出演：山崎一、秋山菜津子、長塚圭史、澤田育子、新谷真弓、今江冬子、加藤啓、林和義、いけだしん、中山祐一朗）（2000年、ザ・スズナリ）
• カムカムミニキーナ『鈴木の大地』（作・演出：松村武）（2000年、全労済ホールスペース・ゼロ）
• 宇宙レコード『毛』（2001年、THEATER BRATS）
• 双数姉妹と啓『エンゼルセット』（2001年、THEATER/TOPS）
• 『ニッキーズ・パビリオン』（脚本：故林広志、出演：松尾貴史、ラーメンズ、加藤啓、GOVERNMENT OF DOGS、サモアリナンズ）（2001年、東京：天王洲アートスフィア、大阪：リサイタルホール）
• 阿佐ヶ谷スパイダース『十字架』（作・演出：長塚圭史）（2002年、東京グローブ座）
• 宇宙レコード『いいえっショッピングです』（2002年、ラフォーレミュージアム原宿）
• 猫のホテル『起きてる者はいないのか！』（作・演出：千葉雅子）（2003年、ザ・スズナリ）
• ヴィレッヂプロデュース『1989』（原作：ケラリーノ・サンドロヴィッチ、脚本：ブルースカイ、演出：村上大樹）（2003年、青山円形劇場）
• パルコ・プロデュース『WEE THOMAS」（作：マーティン・マクドナー、演出：長塚圭史、出演：北村有起哉、佐藤康恵、中山祐一朗、六角慎司、加藤啓、保村大和、三宅弘城、板尾創路）（2003年、PARCO劇場）
• 三鷹市芸術文化センター＋猫のホテルプロデュース『座長祭り2004』（作・演出：千葉雅子）（2004年、三鷹市芸術文化センター星のホール）
• ナイロビ＋三鷹市芸術文化センタープロデュースvol.2『気ままにミッドナイト・タイフーン』（2005年、三鷹市芸術文化センター星のホール）
• 劇団、本谷有希子（アウェー）『密室彼女』（原案：乙一、脚本・演出：本谷有希子、出演：加藤啓、吉本菜穂子、杉山彦々）（2005年、ザ・スズナリ）
• ザ・おさむショー『YELLOW～股間に咲いた向日葵～』（作・演出：鈴木おさむ、出演：野沢直子、カリカ、ハローバイバイ、南海キャンディーズ、カラテカ入江、ノンスモーキン菊池、パンチ浜崎、デッカチャン、加藤啓、竹山隆範（カンニング））（2005年、時事通信ホール）
• モッカモッカ『薬丸君と薬師丸君』（作：モッカモッカ+ブルースカイ＋上田誠、演出：モッカモッカ、出演：加藤啓、辻修）（2006年、OFF･OFFシアター）
• 月影十番勝負第十番『SASORIX〜約束〜』（作：千葉雅子、演出：池田成志、出演：高田聖子、千葉雅子、伊勢志摩、池谷のぶえ、池田成志、加藤啓、木野花 ） （2006年、東京：全労済ホールスペース・ゼロ、大阪：松下IMPホール）
• ペンギンプルペイルパイルズ『道子の調査』（作・演出：倉持裕、出演：小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡、内田慈、近藤智行、吉川純広、松竹生、山本大介、伊藤留奈、加藤啓） （2006年、東京：ザ・スズナリ、大阪：インディペンデントシアター2nd）
• NYLON100℃ 29th SESSION 『ナイス・エイジ』（作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ、出演：峯村リエ、大倉孝二、みのすけ、佐藤誓、志賀廣太郎、原金太郎、坂田聡、池谷のぶえ、加藤啓、松野有里巳 ／立石凉子　ほか） （2006年、 世田谷パブリックシアター）
• モッカモッカコントライブ２ 『バッタが邪魔で乳首が見えない』（作：ブルースカイ＋小林顕作＋モッカモッカ、演出：モッカモッカ、出演：加藤啓、辻修、中村まこと）（2007年、OFF･OFFシアター）
• 演劇キックプロデュース『レミゼラブ・ル』（作・演出：ブルースカイ）（2007年、シアターアプル）
• 赤坂RED/THEATERプロデュース『絢爛とか爛漫とか』（作：飯島早苗、演出：御笠ノ忠次、出演：土屋裕一、日比大介、及川健、加藤啓）（2007年、赤坂レッドシアター）
• 劇団鹿殺し『殺ROCK ME』（作：丸尾丸一郎、演出：菜月チョビ）（2007年、全労済ホールスペース・ゼロ）
• カリカコント『MEETS』
• 『忘れられない人』（翻訳・脚色：高平哲郎、演出：宮田慶子、出演：相葉雅紀、加藤夏希、岩佐真悠子、原金太郎、五十嵐明、加藤啓、綾田俊樹、田島令子　ほか）（2007年、東京グローブ座、大阪：シアターBRAVA!）
• 劇団、本谷有希子『偏路』（作・演出：本谷有希子、出演：近藤芳正、馬渕英俚可、池谷のぶえ、加藤啓、江口のりこ、吉本菜穂子）（2007年、紀伊国屋ホール）
• モッカモッカコントライブ３『I WANT YOU I WANT YOU』（作：上田誠＋カリカ家城＋小林顕作＋ブルースカイ＋モッカモッカ、演出：モッカモッカ、出演：加藤啓、辻修、中村まこと、中村たかし）（2008年、下北沢駅前劇場）
• 月影番外地『物語が、始まる』（作・演出：千葉雅子、出演：高田聖子、加藤啓、辻修）（2008年、赤坂レッドシアター）
• 世田谷パブリックシアター『友達』（作：安部公房、演出：岡田利規、出演：小林十市、麿赤兒、若松武史、木野花、今井朋彦、剱持たまき、加藤啓　ほか）（2008年、シアタートラム）
• シアターBRAVA!プロデュース『春子ブックセンター』（作：宮藤官九郎、演出・脚色：鈴木おさむ、出演：友近、木村明浩(バッファロー吾郎)、福田転球、星野真里、竹若元博(バッファロー吾郎)、ルー大柴、なだぎ武（ザ・プラン9）、加藤啓　ほか）（2008年、東京：東京芸術劇場中ホール、大阪：シアターBRAVA!）
• wat mayhem『パンク侍、斬られて候』（原作：町田康、脚本・演出：山内圭哉、出演：山内圭哉、小島聖、中山祐一朗、腹筋善之介（Piper）、宇梶剛士、大谷亮介　ほか）（2009年、東京：本多劇場、大阪：サンケイホールブリーゼ、北九州：北九州芸術劇場 中劇場）
• Bunkamura20周年記念企画 音楽劇『三文オペラ』（作：ベルトルト・ブレヒト、演出：宮本亜門、出演：三上博史、秋山菜津子、安倍なつみ、松田美由紀、明星真由美、米良美一、田口トモロヲ、デーモン小暮閣下　ほか）（2009年、Bunkamuraシアターコクーン）
• 『漂流教室～大人たちの放課後～』（脚本・演出：徳尾浩司、出演：庄司智春（品川庄司）、 宮下雄也（RUN＆GUN）、小野真弓、松本慎也　ほか）（2009年、よしもとプリンスシアター）
• 『トラストいかねぇ』（作・演出：松居大悟、出演：安田章大（関ジャニ∞、高梨臨、駒木根隆介、町田マリー、川島潤哉、玉置孝匡、三上市朗）（2011年、東京：東京グローブ座、大阪：シアター・ドラマシティ）
• 歳末明治座 る・フェア 年末だよ！みんな集合！！（作・演出：毛利亘宏 2013年12月21日 - 24日、明治座） - 丹羽長重 役

テレビドラマ

• たぶらかし-代行女優業・マキ- 第2話（読売テレビ、2012年4月12日） - 川崎 役
• 月曜ゴールデン 弁護士高見沢響子12（TBS、2014年4月14日） - 鬼頭登 役

バラエティ

• かみばな～日本には八百万の神様がいるかもしれない～（2013年4月-6月、BS11）

外部リンク

• 拙者ムニエル
• モッカモッカ
• 所属事務所 SLASH-PILEの公式プロフィール