高瀬大樹 : ウィキペディア(Wikipedia)

高瀬 大樹(たかせ だいじゅ、1978年3月20日 - )は、日本の男性総合格闘家、キックボクサー。

寝技アーティスト」、「影のグラップリング・キング」と呼ばれ、2003年にはアンデウソン・シウバから三角絞めで一本勝ちした。

来歴

1998年6月24日、プロ総合格闘技デビュー戦となるPRIDE.3で、身長204cm、体重310kgの巨漢エマニュエル・ヤーブローを殴り続け、ギブアップによる勝利を挙げた。

1999年7月16日、UFC初出場となったUFC 21でジェレミー・ホーンと対戦し、TKO負け。この試合は川口健次の欠場に伴う出場となった。

1999年8月1日、PANCRASE 1999 BREAKTHROUGH TOURで行われたネオブラッド・トーナメントの1回戦で美濃輪育久と対戦し、三角絞めで一本負け。

1999年11月14日、UFC 23で行われたUFC-Jミドル級トーナメントの1回戦で山本喧一と対戦し、判定負け。

2000年6月26日、PANCRASE 2000 TRANS TOURで行われたミドル級ランキングトーナメントの1回戦でネイサン・マーコートと対戦し、KO負け。12月16日、UFC 29でファビアノ・イハと対戦し、TKO負け。

2002年にPRIDEへの登竜門的大会「THE BEST」でジョイユ・デ・オリベイラに判定勝ち、ニーノ・シェンブリに判定負けで1勝1敗の戦績を残した。

その後、所属していた和術慧舟會東京本部を離れ、J-ROCKと契約した。吉田道場などで練習を行っていたが、所属はフリーとなっていた。

2003年6月8日、PRIDE.26でアンデウソン・シウバと対戦。下馬評を覆し三角絞めで一本勝ち。

しかしその後PRIDE 武士道でホドリゴ・グレイシーに、PRIDE SPECIAL 男祭り 2003で桜井"マッハ"速人に連敗を喫した。

2004年2月15日、PRIDE 武士道 -其の弐-でクリス・ブレナンに判定勝ち。5月23日、PRIDE 武士道 -其の参-ではカーロス・ニュートンと好勝負を展開し、判定勝ち。

2004年10月3日、CLUB DEEP 長南祭りの最終試合で長南亮とエキシビションマッチを行った。

2005年4月3日、PRIDE 武士道 -其の六-でダニエル・アカーシオにTKO負けを喫した。

2006年3月18日、オーストラリアで行われたX-plosion 13でヘクター・ロンバードを相手に約1年ぶりの復帰戦を行うが故障を押して出場したこともあり、1RでKO負けを喫した。

2006年5月26日、ロサンゼルスで開催されたグラップリングの大会であるブドーチャレンジに出場。87kg級1回戦でカール・アモーゾに三角絞めで一本勝ちするも、背中を負傷したためホナウド・ジャカレイとの決勝を辞退した。

2006年11月22日、J-NETWORKで自身のキャリア初となるキックボクシングの試合を行い、野井翔健に判定勝ち。

2007年3月21日、後楽園ホールにて行われたプロレス興行「UWAI STATION 4」にてプロレスデビュー。メインイベントで、当時三冠ヘビー級王者の鈴木みのると一騎討ちを行い、飛びつき腕ひしぎ十字固めなどを仕掛けていったものの、11分1秒の試合時間で、鈴木のゴッチ式パイルドライバーに敗れた。

2008年3月4日、クラブファイトのグラップリングルールの賞金マッチで原井徹と対戦し、1R1分37秒変形三角絞めで一本勝ち。

2008年6月14日、約2年振りの総合格闘技復帰戦となる、イリノイ州で開催されたAdrenaline MMAの旗揚げ戦でテリー・マーティンと対戦。1ラウンド、2ラウンドでそれぞれローブローを放ち、反則負けとなった。

2009年4月頃より自身のブログ内で「格闘界の光と影」と題して自身の経験に裏話を交えた話を連載し、話題を集めた。

2009年6月27日、CAGE FORCE初出場となったCAGE FORCEで森川修次と対戦し、判定勝ち【ケージフォース】ブログキング高瀬、言いたい放題 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年6月27日。

2009年8月23日、タイタン・ファイティング・チャンピオンシップ 5で柔道衣で覆面を被ったMr.Xと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち【タイタンファイト】“ブログキング”高瀬大樹、貫禄の一本勝ちでマッハ戦をアピール! 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年8月23日。

2009年12月11日、Fujiwara Festival 〜藤原祭り2009〜で寒川直喜と相手の土俵であるキックボクシングルールで対戦し、0-3の判定負けを喫した。ヘビー級契約での試合となり、前日計量では寒川が80.7kg、高瀬が92.8kgと12kgの体重差があった【試合情報】寒川直喜 バンゲリングベイ公式インフォメーションブログ 2009年12月11日寒川が完勝、高瀬とマイク合戦 メーンは壮絶ダウンの応酬に=Krush スポーツナビ 2009年10月12日【Krush】藤原ジム期待の森井、岩切博史から殊勲の勝利!寒川、高瀬と急接近で舌戦 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年10月12日【キックボクシング】12・11寒川直喜と高瀬大樹が乱闘寸前の掴み合い!会見全文を掲載 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年11月17日。

2010年8月25日、BOXFIGHT旗揚げ戦で篤志と対戦し、2Rに右ストレートでダウンを奪われた上で0-3の判定負けを喫した【ボックスファイト】天田ヒロミが須藤信充を豪快KO!高瀬大樹はダウン奪われ判定負け 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年8月25日。

2010年9月16日、シンガポールで行われたマーシャル・コンバットでショーニー・カーターと初代ミドル級王座決定戦で対戦予定であったが【海外総合】9・16シンガポールで高瀬大樹が世界タイトルに挑戦! 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年8月17日、その後対戦相手がブライアン・ガサウェイに変更。9月初めに自身の内転筋挫傷により欠場が決まった試合欠場のお知らせ 高瀬大樹 オフィシャルブログ 2010年9月7日。

2010年10月15日、自身のブログ内容をメインとした初の著書「嫌われ者」を出版した[書籍] 高瀬大樹の初の著書『嫌われ者。』10/15発売 BoutReview 2010年10月13日。

2014年12月23日、REAL 1でカルロス・トヨタと無差別級で対戦し、39秒KO負け。

2015年3月21日、ROAD FC 022でユン・ドンシクと88kg契約で対戦予定であったが、高瀬が1度目の計量で契約体重をパス出来ず、2度目の計量でもパス出来なかった為、体重超過で失格となり試合中止となった。

2015年7月25日、ROAD FC 024 in Japanで体重超過で試合中止となったユン・ドンシクと対戦し、判定負け。

2016年4月3日、シュートボクシング初出場となったSHOOT BOXING 2016 act.2で南国超人と対戦し、判定負け。

2018年12月27日、ビッグバン・統一への道 其の34でキックボクシングルールで愛鷹亮と対戦し、判定負け。

人物

  • 桜庭和志のスパッツのデザインを真似たスパッツを履いて試合を行っていた時期があった。
  • 和術慧舟會に入門する前までは、格闘技経験はおろか、格闘技に対して全く興味が無かった。
  • 自身のブログで書いていた“光と影シリーズ”が話題となり、ピーク時は一日で22万ものアクセス数があった。

戦績

総合格闘技

キックボクシング

ボクシング

シュートボクシング

グラップリング

著書

  • 嫌われ者(2010年10月15日、イースト・プレス)

関連項目

  • 埼玉県出身の人物一覧
  • 男子総合格闘家一覧
  • 男子キックボクサー一覧
  • PRIDE選手一覧
  • UFC選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/12/05 09:47 UTC (変更履歴
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