水町浩 : ウィキペディア(Wikipedia)

水町 浩(みずまち ひろし、1980年2月16日 - )は、日本の男性キックボクサー。長崎県出身。士魂村上塾所属。

マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟第4代スーパーライト級、第17代ウェルター級、初代WMAF世界ウェルター級王者。第3代RISEライト級王者。

来歴

プロデビュー

佐世保実業高等学校を卒業。1999年1月31日、マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟でプロデビュー。

2002年9月28日、山木ジム&東金ジム主催「SPIRIT」のMA日本ライト級王者決定戦に出場。水町は2位にランクされており、木村允(同級1位)と対戦。5R判定2-0で破れ、王座獲得にはいたらなかった。点差は1点・2点と僅差だった。

2003年11月、木村允に押し気味の判定ドロー。試合後に判定結果でかなり揉めた1戦。

2004年1月18日、MA日本主催「SUPREME-1 〜最高のキック〜」のMA日本ライト級タイトルマッチに出場。水町は同級1位にランクされており、木村充(王者)の持つ王座に挑戦した。前回の判定結果で揉めたため急遽組まれた1戦だったが、水町は5R判定3-0で敗れ、木村は3度目の防衛に成功した。ジャッジの採点では4点差が2人、6点差が1人と大差をつけられる敗北だった。

日本王座獲得

2004年11月21日、「SUPREME-7 CHAMPION CARNIVAL 7階級タイトルマッチ」のMA日本スーパーライト級タイトルマッチで井上哲(王者)と対戦。5R判定0-3で勝利し王座を獲得。同月30日に出身校である佐世保実業高等学校に来校し、校長室でチャンピオンベルトを持って王座獲得を報告。

2005年7月16日、新撰組プロモーションが主催する「新・格闘技の祭典2005」のショーダウンマッチ(67kg契約、3分3R/延長2分2R)に出場。ミルチャ・サボウ(ルーマニア)を2R0:22KOで下す。

2005年8月14日、MA日本ウェルター級王座次期挑戦者決定戦で丸山元樹と対戦し、2RKO勝ちを収め王者・白須康仁への挑戦権を獲得した。挑戦権獲得に伴い、スーパーライト級王座を返上した[MAキック] 8.14 後楽園:フライ級・森田と高橋が激闘 BoutReview 2005年8月14日。

日本王座2階級制覇

2005年11月6日、東京のディファ有明で行われた「DETERMINATION(決心)9th 〜CHAMPION CARNIVAL MA日本6階級タイトルマッチ〜」のMA日本ウェルター級暫定王者決定戦で山崎通明(同級3位)と対戦。この時、水町は同級1位にランクされていた。試合は水町が顔面への跳び膝蹴りで1R1:43KO勝ちし、暫定王者になった。試合後、山崎は立ち上がれず担架で運ばれた。

2006年3月4日、MA日本主催興行の中で行われた2005年度連盟表彰で、技能賞を受賞。

2006年4月29日、MA日本主催「SURPRISING-3rd」のMA日本ウェルター級王座統一戦に出場。白須康仁(王者)と対戦し、3Rに右フックでダウンを奪われ5R0-3の判定負けを喫し、王座から陥落する。

2007年4月6日、MA日本主催「BREAKDOWN 3 〜打破〜」の交流戦ウェルター級3分3Rショーダウンマッチ1に出場。NJKFのKEN(NJKF同級3位)と対戦。3R1:50KOで勝利する。

3度目の日本王座獲得

2007年6月10日に東京の後楽園ホールで行われた、MA日本主催「BREAKDOWN(打破)5 〜新東金ジム29周年記念 戦場の狼3〜」のMA日本ウェルター級王者決定戦で笹谷淳(同級2位)と対戦。この時も、水町は1位にランクされていた。1R終了間際に笹谷の肘打ちで左目尻をカットし、2Rは左ハイキックで一瞬体がふらつく場面も見られた。しかし、直後に跳び膝蹴りからのパンチの連打で最初のダウンを奪うと、さらに跳び膝で2度目のダウンを奪った。笹谷は立ち上がったが、直後にセコンドがタオルを投入し、水町の2R2:18TKO勝ちとなった。この試合で日本2階級制覇に成功した。試合後の勝利者インタビューでは、K-1参戦をアピールした。

2007年9月9日に、東京ディファ有明で開催された「第27回士道館杯争奪ストロングオープントーナメント全日本空手道選手権大会」に出場。フルコンタクト空手軽中量級(70kg以下)で優勝した。

世界王座獲得

2007年9月29日に、10月21日に東京のディファ有明で開催されるMAキック主催「BREAKDOWN-7 〜打破〜」のメインイベントで行われる予定だったWMAF世界ウェルター級初代王者決定戦の延期が発表された。水町はこの試合で、喜入衆(J-NETWORKスーパーライト級王者)と対戦する予定だったが、水町の左拳骨折のため延期になった。

2008年4月29日、「BREAK THROUGH-3 〜突破口〜」のWMAF世界ウェルター級初代王者決定戦(3分5R/延長1R)で喜入衆(前J-NETWORKスーパーライト級王者)と対戦。5R判定2-1で勝利し、初代世界ウェルター級王者となった。点差が1点という薄氷の勝利だった。世界タイトルを取ったことで、日本タイトルは返上した【MA日本キック】9月度ランキングを発表。駿太、水町浩が日本タイトルを返上 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年8月20日。

2009年2月15日、「BREAK THROUGH-9 〜突破口〜」のWMAF世界ウェルター級タイトルマッチで北山高与志と対戦し、判定負け。王座から陥落した。

2010年5月30日、WMAF世界ウェルター級王座決定戦で一貴と対戦し、TKO負けで王座返り咲きならず【MA日本キック】駿太が世界王座防衛に成功、7・31新日本の蘇我英樹と一騎打ち決定! 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年5月30日。

戦績

獲得タイトル

  • アマチュア
    • オープントーナメント第5回全日本空手道選手権大会軽中量級優勝(2004年)
    • 第27回士道館杯争奪ストロングオープントーナメント全日本空手道選手権大会フルコンタクト空手軽中量級(70kg以下) 優勝(2007年9月9日)
  • プロ
    • 第4代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟スーパーライト級王座(0度防衛)
    • 第17代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟ウェルター級暫定王座(0度防衛)
    • 第18代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟ウェルター級王座(0度防衛)
    • 初代WMAF世界ウェルター級王座(0度防衛)
    • 第3代RISEライト級王座(0度防衛)

受賞歴

  • 2005年度技能賞(MA日本、2006年3月4日)

関連項目

  • 男子キックボクサー一覧
  • マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟王者一覧
  • 日本のキックボクシング世界王者一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/06/14 12:00 UTC (変更履歴
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