ウォルター・サレス : ウィキペディア(Wikipedia)

ウォルター・サレスWalter Salles、1956年4月12日 - )は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の映画監督、脚本家、映画プロデューサーである。ヴァルテル・サレスとも(#表記)。

表記

日本においては、『セントラル・ステーション』(1998年)では、ポルトガル語読みに近いヴァルテル・サレス名義であった例 : セントラル・ステーション、CINEMA TOPICS ONLINE、2010年10月15日閲覧。。1991年日本公開の『殺しのアーティスト』では英語読みのカタカナ表記ウォルター・セールス・ジュニアと表記されている例 : 殺しのアーティスト、キネマ旬報映画データベース、2010年10月15日閲覧。。ウォルター・サレス・Jr.ともウォルター・サレス、allcinema、2010年10月15日閲覧。。

駐日ブラジル大使館の公式ウェブサイトでは、ブラジルポルトガル語読みのカタカナ表記ヴァウテル・サレス・ジュニオルと紹介されている監督紹介 ヴァウテル・サレス・ジュニオル、駐日ブラジル大使館、2010年10月15日閲覧。。

人物・作風

彼のテーマは亡命者とアイデンティティの追究であるとされている。1995年に、ダニエラ・トーマスとの共同監督による劇映画『Foreign Land』は、ブラジル映画のルネッサンスにおいて重要な作品といわれる。この作品は7つの国際的な映画賞を受賞。30ヶ国を超える世界各国で上映された。

また数々のドキュメンタリー作品も手がけ、様々な賞を受けた後、『セントラル・ステーション』でベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したことで、一躍有名になった。

2001年の『ビハインド・ザ・サン』は、アルバニアの文学者イスマイル・カダレの『砕かれた四月』を原案としている。

ブラジルの若手監督たちの作品では積極的にプロデューサーを務めている。またフェルナンド・メイレレス監督の『シティ・オブ・ゴッド』でも製作を手がけた。

監督作品

  • 殺しのアーティスト High Art(1991)
  • Terra Estrangeira(1996)
  • セントラル・ステーション Central do Brasil(1998)
  • リオ、ミレニアム O Primeiro Dia(1998)
  • ビハインド・ザ・サン Abril Despedacado(2001)
  • モーターサイクル・ダイアリーズ Diarios de motocicleta(2004)
  • ダーク・ウォーター Dark Water(2005)
  • パリ、ジュテーム Paris, je t'aime(オムニバス、2006)
  • Linha de Passe(2008)
  • オン・ザ・ロード On the Road(2012)
  • ジャ・ジャンクー、フェンヤンの子 A Guy from Fenyang: Jia Zhangke(ドキュメンタリー、2014)

外部リンク

  • - movie-fan.jp

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