東郷たまみ : ウィキペディア(Wikipedia)

東郷 たまみ(とうごう たまみ、1939年4月3日『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.394 - 2016年5月)は、日本の洋画家、歌手。二科会絵画部会員公益社団法人二科会 絵画部 会員名簿 2013年11月 現在 。

経歴

1939年に画家・東郷青児の長女として生まれる。立教女学院に在学『立教大学新聞 第143号』 1957年(昭和32年)6月8日。

1956年には、画家として二科展に初入選する一方で、歌手としてもデビューを果たし、ソロでジャズを歌い、朝丘雪路、水谷良重とトリオ「七光り三人娘」【水谷八重子&波乃久里子】華咲く2人・舞台「香華」で母娘役を組んでステージに立つこともあった。1958年の第9回NHK紅白歌合戦では、水谷良重、沢たまきとのトリオで「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」を歌っており、この時の音声が現存している。

1960年、勉学に専念するため、絵と歌を中断し、単身渡米しカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学する。

3年間の留学後、画家としての活動を再開。1970年に二科展金賞を受賞し、翌年には二科会会員に推挙された東郷たまみプロフィール - 二科会絵画部ギャラリー。1975年の第60回展の内閣総理大臣賞受賞や、サロン・ドートンヌ、リスボン美術展、レバノン美術展等への招待出品、日本橋三越での26年連続個展開催(1978年 - )など、画家として活躍の場を広げた。近年は、スペインやギリシャを題材にした作品を描き、女性像と共に好評を得ていた東郷たまみ/推奨作家/ギャラリー夏目。墓所は雑司ヶ谷霊園。

映画出演

  • 歌くらべ三羽烏(1955年、日活)東郷たまみとは-Weblio辞書
  • 陽気な天国(1955年、日活)
  • 多羅尾伴内 戦慄の七仮面(1956年)
  • ジャズ娘誕生(1957年)
  • 煙突娘(1958年、松竹)

代表曲

若き日の夢(1954.5)
作詞:西條八十 / 作曲:古賀政男
青い谷間の小さな町(1954.5)
作詞:野村俊夫 / 作曲:古賀政男 / 編曲:馬渡誠一

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 対戦相手 備考
1958年(昭和33年)/第9回アレキサンダーズ・ラグタイム・バンドダークダックスヴォーカル・トリオとして、水谷良重、沢たまきと共唱。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/07 02:09 UTC (変更履歴
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