伊藤ちひろ : ウィキペディア(Wikipedia)

伊藤 ちひろ(いとう ちひろ)は、日本の脚本家、美術スタッフ(小道具担当)。

来歴

神奈川県出身。高校卒業後2000年より、映画の美術・装飾スタッフとして活動する。行定勲に「書いてみないか」と誘われ、『Seventh Anniversary』で脚本家デビュー。

脚本家デビュー後すぐに頭角を現し、本業である美術スタッフとして活動しながらも実写やアニメーションを問わず行定勲監督の『世界の中心で、愛をさけぶ』、押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』、神山健治監督の『東のエデン』など有名監督の話題作における脚本を担当、および脚本協力などで功績を立てていった。宮本亜門演出の舞台『金閣寺』の脚本も手がけ、その実力は吉田修一井上荒野森博嗣といった作家陣からも熱い支持を得ている。マイペースに執筆を行い10年の歳月をかけた初の小説作品『ひとりぼっちじゃない』を2018年に上梓。

参加作品

映画

  • 2002年 RED HARP BLUES(美術)
  • 2002年 JUSTICE(装飾)
  • 2003年 Seventh Anniversary(脚本家デビュー作)
  • 2004年 世界の中心で、愛をさけぶ (行定勲・坂元裕二と共同執筆)
  • 2005年 春の雪(脚本。佐藤信介と連名)
  • 2007年 遠くの空に消えた (脚本協力)
  • 2007年 クローズド・ノート(脚本。吉田智子、行定勲と連名)
  • 2008年 スカイ・クロラ The Sky Crawlers(脚本)
  • 2009年 東のエデン(テレビシリーズ第一話脚本。神山健治と連名)
  • 2010年 今度は愛妻家(脚本)
  • 2010年 女たちは二度遊ぶ(脚本)
  • 2011年 パーティーは終わった(脚本)
  • 2013年 つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(脚本。行定勲と連名)
  • 2014年 円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(脚本)
  • 2020年 きょうのできごと a day in the home(企画・脚本)
  • 2023年 サイド バイ サイド 隣にいる人(監督・脚本・原案)

舞台

  • 2011年 金閣寺(脚本。宮本亜門と連名)

メディア出演

  • タイプライターズ〜物書きの世界〜 第11回(2019年1月5日、フジテレビ)

著書

  • 『ひとりぼっちじゃない』KADOKAWA、2018年

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/13 06:45 UTC (変更履歴
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