柴田駿 : ウィキペディア(Wikipedia)

柴田 駿(しばた はやお、1940年(昭和15年)12月12日 - 2019年(令和元年)12月11日)は、日本の実業家である。フランス映画社の創設者として知られている。

経歴

大阪府出身。東京外国語大学で学んだ。

1968年、フランス映画社を妻の川喜多和子とともに設立した。同社の社長として、テオ・アンゲロプロスビクトル・エリセヴィム・ヴェンダースジム・ジャームッシュ、侯孝賢などの監督作品の日本での配給を手がけた。ジャン=リュック・ゴダールとは個人的にも親交があり、『勝手にしやがれ』や『気狂いピエロ』といった旧作のリバイバル上映も含めて、ゴダールの監督作品を数多く日本に紹介した。そのほかに、大島渚柳町光男の監督作品など、日本映画の外国での上映にも携わった。1990年の第43回カンヌ国際映画祭、1994年の第44回ベルリン国際映画祭では審査員を務めた。2014年にフランス映画社が破産したあとは、表舞台から退いていた。

2019年12月11日、慢性閉塞性肺疾患により東京都の病院で死去。78歳没。

受賞

  • 2009年 - 第18回日本映画批評家大賞 国際活動賞(田山力哉賞)

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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/25 09:55 UTC (変更履歴
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