アル・グリーン : ウィキペディア(Wikipedia)

アル・グリーン(Al Green、1946年4月13日 - )は、アメリカ合衆国の歌手、ソングライター。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第14位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第66位。「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第41位。

経歴

アーカンソー州フォレスト・シティに生まれる。子供のころは家族でザ・グリーン・ブラザーズというグループを作り、ゴスペルを歌っていた。高校時代もアル・グリーン&クリエイションズというグループで活動していた。1969年、ハイ・レコードのプロデューサー、ウィリー・ミッチェルと出会う。ミッチェルのプロデュースの下、「タイアード・オブ・ビーイング・アローン」(全米11位)、「レッツ・ステイ・トゥゲザー」(全米1位)、「アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」(全米3位)などがたてつづけにヒットし、一躍スターとなる。

1974年10月、グリーンは彼のガールフレンドから沸騰したコーングリッツを浴びせかけられ、重度のやけどを負ってしまう。その後彼女は拳銃自殺。この出来事に深く心を痛めた彼は牧師になる決意をした。1980年代以降はゴスペル・シンガーに転身、また牧師として宣教活動に力を入れた。

1984年には彼の姿を追ったドキュメンタリー映画"The Gospel According to Al Green"が製作された。

1990年代後半より、ゴスペルと並行してソウル・シーンに戻ってきている。

彼の楽曲は『パルプ・フィクション』や『ノッティングヒルの恋人』などの映画でも使用されている。

1994年の映画『ビバリーヒルズ・コップ3』ではカメオ出演している。

ディスコグラフィ

主なアルバム

  • Back Up Train (Hot Line Music Journal '68)
  • Green Is Blues (HI 32055 '69)
  • Al Green Gets Next to You (HI 32062 '71)
  • Let's Stay Together (HI 32070 '72)
  • I'm Still in Love with You (HI 32074 '72)
  • Call Me (Hi 32077 '73)
  • Livin' for You (Hi 32082 '73)
  • Explores Your Mind (Hi 32087 '74)
  • Al Green Is Love (Hi 32092 '75)
  • ''Full of Fire (Hi 32097 '76)
  • Have a Good Time (Hi 32103 '76)
  • The Bell Album (Hi 6004 '77)
  • Truth N' Time (Hi 6009 '78)
  • You Heart's in Good Hands (MCA '95)
  • I Can't Stop (Blue Note 2003)
  • Everything's OK (Blue Note 2005)
  • Lay It Down (Blue Note 2008)

関連項目

  • クワイエット・ストーム

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/04/23 21:40 UTC (変更履歴
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