セヴィアン・グローヴァー : ウィキペディア(Wikipedia)

セヴィアン・グローバー(Savion Glover, 1973年11月19日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク生まれのタップダンサー、振付師、俳優。ロン・チェイニー、ジミー・スライド、チャック・グリーン、バスター・ブラウン、グレゴリー・ハインズ等、数々のタップ・マスター達を「人生の父」として尊敬している。

来歴

母のYvette Gloverは歌手、従弟のOmer Edwardsもタップダンサーである。7歳で地元のドラム教室に通い始め、そこでリズム感を見い出されてダンス教室に通うことを勧められる。その教室でプロデューサーの目に止まり、12歳のとき『タップ・ダンス・キッド』でブロードウェイに代役としてデビュー。続いて15歳の頃に出演した『Black & Blue』にて、当時最年少としてトニー賞にノミネートされた。1989年、映画『TAP』にてグレゴリー・ハインズと共演、映画デビューを果たす。TVプログラムセサミストリートにレギュラー出演し、スパイク・リー監督の映画『Bamboozled』等に出演。グレゴリー・ハインズとは2001年に『Bojangles』で再共演している。 23歳で自ら製作・主演した『ノイズ・アンド・ファンク』でトニー賞最優秀振付け賞など3部門を受賞。2002年には日本公演も実現した。2006年には3DCGアニメーション映画『ハッピーフィート』において、主人公マンブルのモーションアクターを務めた。

スティービー・ワンダーやケニー・Gバーブラ・ストライサンド等著名なシンガー、プレイヤー達との共演や、ジャック・ディジョネットマッコイ・タイナーらジャズレジェンドとのセッションも多い。1998年には当時の彼のダンスグループ『NYOT’s』と共に、ホワイトハウスにてビル・クリントン大統領夫妻の前でパフォーマンスも行っている。

現在はニューアークにあるダンススタジオ『The HooFeRz CLuB school for tap』を拠点に活動を広げている。

主な舞台作品

  • 1984 - The Tap Dance Kid, (Broadway debut) Title character
  • 1989-1991- Black and Blue, Minskoff Theatre, New York City
  • 1992-1993 - Jelly's Last Jam, as Young Jelly, Virginia Theatre, New York City
  • 1996-1997 - Bring in da Noise, Bring in da Funk, Ambassador Theatre, New York City
  • 1998 - Savion Glover: Downtown, Variety Arts Theatre, New York City
  • 1999 - Keep Bangin', Players Theatre, New York City
  • 2001 - Foot Notes, Wilshire Theatre, Los Angeles
  • 2002 - Savion Glover with TiDii the Egg, Empire State Plaza, Albany, NY

ツアー

  • 2002 - Bring in da Noise, Bring in da Funk, U.S. cities
  • Also toured U.S. cities in Jelly's Last Jam
  • 2013 - STEPZ, U.S. cities/London

参考文献

  • 『シアターガイド』

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/03/08 19:04 UTC (変更履歴
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