マーベルのファイギ社長、製作難航の「ブレイド」新作を悔やむ「大失敗だと感じている」
2026年7月21日 17:00

マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長が、マハーシャラ・アリの主演で計画されながら実現していない「ブレイド」の新作について、「自分は大失敗だと感じている」と俳優や映画監督へのインタビューで知られる米国のポッドキャスト番組「ハッピー・サッド・コンフューズド」で語った。
ブレイドは、マーベル・コミックスに登場する吸血鬼ハンターだ。人間と吸血鬼の混血として生まれ、日光を浴びても平気な「デイウォーカー」として、夜の世界で吸血鬼を狩り続ける。1998年にウェズリー・スナイプス主演で映画化され、日本でも翌99年に公開された。「X-メン」や「スパイダーマン」に先んじてヒットした、マーベル作品の実写映画化の先駆けにあたる。その後も「ブレイド2」「ブレイド3」が作られ、スナイプス主演の3部作となった。
マーベルがアリ主演で新たな「ブレイド」を作ると発表したのは、2019年7月のことだった。アリは「ムーンライト」と「グリーンブック」でアカデミー賞助演男優賞を2度受賞した実力派で、2021年の「エターナルズ」ではすでにブレイドの声だけで登場していた。
だが企画は難航する。最初にメガホンをとる予定だったバッサム・タリク監督は、撮影開始の約2カ月前にあたる22年9月に降板した。代わって入ったヤン・ドマンジュ監督も24年6月に離れている。脚本家は少なくとも5人が入れ替わったとされ、24年秋には公開予定からも外された。
止まった理由について、ファイギ社長は昨年7月、マーベルが「拡大しすぎた」ことにあったと説明している。ディズニープラス向けの配信作品を増やした結果、「史上初めて量が質を上回った」という。開発の進め方を見直すなかで、「ブレイド」も止まった企画のひとつだった。
ファイギ社長はそう振り返り、こう続けた。
アリ自身は、いまもブレイド役への意欲を失っていない。昨夏には「ジュラシック・ワールド 復活の大地」のレッドカーペットで、「準備はできている。そう伝えてほしい」と話していた。
一方でファイギ社長は、2024年の「デッドプール&ウルヴァリン」でスナイプスがブレイド役に戻ったことについては「胸が躍った」と語る。当たり役への約20年ぶりの再登板だった。
マーベルの次回作「アベンジャーズ ドゥームズデイ」は、12月18日から公開される。
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