「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」ベルリン国際映画祭で初お披露目 西野亮廣、着想の原点を語る「待つということはすごく勇気のいる判断」
2026年2月17日 19:00

ドイツ・ベルリンで開催中の第76回ベルリン国際映画祭で2月16日、ジェネレーション部門に出品された「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」が上映された。この日が同作のワールドプレミア上映となり、世界に向けて初披露された。
本作の製作総指揮・原作・脚本を務める西野亮廣、廣田裕介監督、プロデューサーの田中栄子氏が参加し、レッドカーペットにそろって登場。劇中に登場する猫のキャラクター・モフのぬいぐるみをもった西野は、沿道からの声援に笑顔で手をふり、ファンからのサインや写真撮影にも応じた。
(C) 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」製作委員会日本公開に先駆けて行われたワールドプレミア上映には、親子連れや友人同士で訪れた子どもたちの姿も多くみられ、ほぼ満席。物語の重要なシーンでは歓声があがる場面もあり、エンドロールではエンディングソングにあわせて手拍子をする子どもたちの姿も。上映終了直後には自然と大きな拍手がおこり、観客から惜しみない称賛がおくられた。
(C) 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」製作委員会上映後の舞台挨拶(Q&A)には西野と廣田監督が登壇。「子どものころから絵を描いていたのですか?」という質問に対し、西野は「僕が絵を描き始めたのは25歳の時です。ただ、子どもの時も欲しいものがあったら描いたりはしてました」と回答。さらに「どの順番で物語ができるのか?」と問われると、「音楽を先に作って、その曲に合うようにストーリーを作ってます」と制作工程を明かした。
物語冒頭で主人公のルビッチが大切にしていた思い出のブレスレットをネズミにもっていかれるシーンについて、「ルビッチのブレスレットはどこに行っちゃったんですか?」との質問に、廣田監督は「ブレスレットは実は大切な友達がもっていると思います」と、観客の想像をふくらませる回答。また、本作でルビッチの新たな相棒となるモフについて、「アグレッシブなキャラクターなのはどうしてですか?」と聞かれると、西野は声優を担当したMEGUMIの名前を挙げ、「モフの声をしている、MEGUMIちゃんという日本の子がいるんですけど、その子がああいう性格で、声をしている人の性格をそのまま投影しています」とキャラクター造形の裏側を語った。
(C) 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」製作委員会中盤では制作期間やスタッフの人数についても触れられ、映画完成までに約4年半、原作絵本の制作期間を含めると約10年の歳月をかけたこと、さらに約200~300人ものスタッフが関わっていることが語られた。また、作品のテーマについて西野は、「僕はコンビで活動してるんですけど、22、3歳のときにある日突然、相方が仕事のプレッシャーでいなくなってしまったんです。僕のキャリアのスタートはコメディアンなんですけど、日本の若手で多分いちばん売れていた芸人だったんですが、その活動が突然止まってしまって」と実体験を告白。「会社から、(相方が)戻って来そうにないから一人で活動するか? と提案をされたんですけど、ここで僕がもし一人で活動して、仮にうまくいってしまうと、彼が戻ってくる場所がなくなってしまうなと思って、待つことを決めたんです」と、本作の着想の原点となったエピソードを語った。
(C) 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」製作委員会西野は続けて、「待つということはすごく勇気のいる判断だなと思います。例えば、今日もお子さんがたくさんいらっしゃいますけれども、お父さんお母さんは子どもがすることに時には口を挟みたくなる。それをぐっと待ってあげるっていうのはすごく勇気のいる行動だと思いますし、そういった方々のエールになればいいなと思って書きました。子どものことを信じてあげてほしいし、大切な人がまだ成果が出ていなかったら、それも信じて待ってあげてほしいなと思います」とメッセージをおくった。
舞台挨拶の終盤には、ルビッチの名前の由来がドイツ出身の映画監督エルンスト・ルビッチに由来していることが語られ、廣田監督自身がもっとも自信をもつシーンについての質問も行われた。最後に廣田監督は、「より良い未来のためにアニメーションを作っているので、この映画を通して、たくさんの方たちが未来に希望を持って、進んでいけると嬉しいです」と呼びかけた。
第76回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門の受賞結果は、現地時間2月21日夜(日本時間22日未明)に発表される。
「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」は3月27日全国公開。
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