トランプ大統領夫人が題材のドキュメンタリーが全米初登場3位の好発信
2026年2月3日 20:00
Regine Mahaux/Amazon MGM Studios Muse Films/Amazon MGM Studios米USAトゥデイによると、「メラニア」はオープニング週末に推定700万ドル(約10.8億円)を稼ぎ出し、全米興行ランキングで初登場3位につけた。事前の予測では300万〜500万ドル(約4.6億〜7.7億円)とみられていただけに、大きなサプライズとなった。
「メラニア」は、ドナルド・トランプ大統領の2期目就任式までの20日間を、妻メラニアの視点から追ったドキュメンタリーだ。監督を務めたのは、「ラッシュアワー」シリーズなどで知られるブレット・ラトナーだ。ラトナーは2017年にセクハラ疑惑が浮上して以降、事実上ハリウッドから追放された状態にあり、本作は疑惑以来初めての監督作品となる。
本作をめぐっては、批評家と観客のあいだで評価が真っ二つに割れている。米国の映画批評集約サイト、ロッテン・トマトでは批評家スコアがわずか11%と酷評されている一方、観客によるポップコーンメーターは99%と圧倒的な支持を得た。劇場出口調査にあたるシネマスコアでもA評価を獲得しており、満足度は極めて高い。
興行収入データを扱うエキシビター・リレーションズのアナリストは公開前の取材で「100万ドル(約1.5億円)を超えれば大きな数字だ。普段映画館に足を運ばない多くの人が観に行ったということを意味する」と語っていた。結果はその7倍に達したことになる。
アマゾンMGMスタジオの国内劇場配給責任者ケビン・ウィルソンも「好調なスタートと観客からのポジティブな反応に勇気づけられている。『メラニア』の初動興行成績は我々の予想を上回った」と声明を発表した。
プロモーション展開もドキュメンタリーとしては異例の華やかさだった。公開1週間前にはメラニア・トランプ自らがホワイトハウスでプライベート試写会を主催。1月29日にはワシントンのトランプ・ケネディ・センターでプレミア上映が行われ、ラッパーのニッキー・ミナージュ、テレビパーソナリティのドクター・フィル、閣僚のピート・ヘグセスやロバート・F・ケネディ・ジュニアらVIPが顔をそろえた。
ただし、収益面にはまだ課題が残る。ジェフ・ベゾス率いるアマゾンMGMスタジオは、映画本編とドキュメンタリーシリーズのセットで4000万ドル(約62億円)を投じて買い付け、さらにマーケティングに3500万ドル(約54億円)を費やしたとされる。合計約7500万ドル(約116億円)の投資を劇場収入だけで回収するのは難しく、今後プライム・ビデオでの配信や広告収入、新規会員獲得を通じて収支を合わせていく見通しのようだ。
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