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エマ・ストーンが丸坊主に!ヨルゴス・ランティモス監督の誘拐サスペンス「ブゴニア」2月13日公開

2025年12月9日 06:00

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場面写真
場面写真
(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作で、アリ・アスターと「パラサイト 半地下の家族」製作陣をプロデューサーに迎え、エマ・ストーン主演の「ブゴニア」が2月13日公開される。場面写真、ポスタービジュアル、予告映像が披露された。

韓国の伝説的カルト映画「地球を守れ!」(03)を基に、混沌とした時代を毒気たっぷりのユーモアで描き出す現代的なエンタメ作。

世界の未来を握るトップリーダーとして知られる、製薬会社のカリスマCEOミシェルが誘拐される。犯人はミシェルが地球を侵略する宇宙人だと信じてやまない、陰謀論者のテディと、彼を慕う従弟のドン。二人は彼女を自宅の地下室に監禁し、宇宙船に連れて行けと迫る。ミシェルの星の皇帝と会談し、地球から撤退するよう交渉させろというのだ。頭脳明晰で心理学の学位も持つミシェルは、何とか二人を言いくるめようと、あの手この手で抵抗する。だが、一歩も引かない両者の駆け引きは二転三転し、やがてテディの隠された過去が暴かれ、遂に互いに命がけの戦法に打って出る──。

被害者となるカリスマCEOのミシェルを演じるのは、ランティモスとは5作目のタッグとなるオスカー俳優のエマ・ストーン。本作では製作も手掛けるストーンは、陰謀論者に囚われた人質を演じるために髪を剃り、丸坊主姿に変身。自ら演技の限界を更新し続け、誰もたどり着けない境地へと向かう。ミシェルを“地球を侵略しに来た宇宙人”だと信じてやまない誘拐犯の2人組には、「憐れみの3章」や「シビル・ウォー アメリカ最後の日」で圧倒的な存在感を放ったジェシー・プレモンスと、オーディションで抜擢された新星エイダン・デルビス。

「お前は宇宙人だ」と言い張る、真っ当な会話がまったく成り立たない犯人たちと、知恵で彼らを言いくるめようとする人質ミシェルのやり取り。「助かりたければ地球から撤退せよ」という支離滅裂な要求をする犯人を相手に、ミシェルはどう切り抜けるのか――? 二転三転する駆け引きの果てに、物語は全く予期せぬ、まさかの展開へと発展していく。意外で衝撃的、痛快なラストが待ち受ける、前代未聞の誘拐サスペンスだ。

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.

ポスタービジュアルは、ミシェルに赤い血と黄色いハチミツが降りかかる大胆なデザイン。印象的なタイトルである「ブゴニア」は、死んだ牛からハチが生まれたという古代ギリシア信仰に由来するもの。誘拐されたミシェルに降りかかる、予測不能な展開を暗示するようなビジュアルだ。

予告編は、2024年の大ヒット曲チャペル・ローンの「Good Luck, Babe!」にあわせて闊歩するミシェルの姿からスタート。マックイーンのスーツ、ルブタンの靴、サンローランのバッグに愛車のベンツで身を固め、美容と護身にも抜かりがない彼女はまさに世界の経済を握るトップリーダー。そんな彼女の自宅に不気味なお面をつけた二人組が侵入し、“地球防衛本部”へと誘拐されてしまう。ミシェルを宇宙人だと言い張る誘拐犯たちとの噛み合わない会話劇、そしてその先の衝撃的展開を予感させる映像に仕上がっている。

なお、日本時間12月8日に、アカデミー賞の前哨戦となる第83回ゴールデングローブ賞ノミネート発表があり、本作はミュージカル・コメディ部門の作品賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、主演男優賞(ジェシー・プレモンス)の3部門にノミネートされた。映画は2月13日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

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