ジェームズ・キャメロン、15年前に「ウィキッド」映画化を検討していた
2025年12月2日 09:00

「タイタニック」「アバター」シリーズの巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、ミュージカル映画版「ウィキッド」の企画に関わるチャンスがあったことを明かした。米Deadlineが報じた。
キャメロン監督は米ポッドキャスト番組「The Town with Matt Belloni」に出演し、15年ほど前にユニバーサル・ピクチャーズと映画版「ウィキッド」について話し合っていたことを告白。「心から『ウィキッド』が好きなんだ。『オズの魔法使』は僕の大好きな映画のひとつだし。実際、当時は本気で映画化を考えていた」と語った。
しかし、「自分がつくるべき歌が見つからなかった。そこがどうしても越えられない壁だった」と、実現しなかった理由を明かした。一方で、いつかミュージカル映画を製作する可能性は否定しなかった。
「ウィキッド」は1995年にグレゴリー マグワイアが出版した原作小説が、2003年にブロードウェイでミュージカル化され、現在も世界的ヒットを記録している。映画化権をめぐっては長年さまざまな動きがあり、ウーピー・ゴールドバーグ、デミ・ムーア、ニコール・キッドマンら複数の女優が企画に関わった過去があるとされる。キャメロンはその中でも最も早い段階で映画化に接近した人物のひとりだったようだ。
最終的に実現にこぎつけたのは、ジョン・M・チュウ監督。アリアナ・グランデ、シンシア・エリボ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラムらが共演した前編「ウィキッド ふたりの魔女」は大ヒットし、後編「ウィキッド 永遠の約束」もオープニング週の全世界が2億2600万ドルを突破した。
「ウィキッド 永遠の約束」は2026年3月6日全国公開。