ryo、kzらボカロP多数参加 スタジオコロリド×スタジオクロマト「超かぐや姫!」26年1月22日Netflix配信 「ワールドイズマイン」が流れる特報公開
2025年11月12日 15:00

オリジナル長編アニメ「超かぐや姫!」が、2026年1月22日からNetflixで配信されることが決定した。メインキャラクターのかぐや役を夏吉ゆうこ、酒寄彩葉(さかより・いろは)役を永瀬アンナ、月見ヤチヨ(るなみ・やちよ)役を早見沙織が担当し、「メルト」で知られるryo(supercell)をはじめとする著名ボカロPが楽曲提供で参加する。特報映像とティザービジュアルが公開されている。



同作では、日本最古の物語文学とされる「竹取物語」にちなんだストーリーが展開。夢と希望に満ちた仮想空間「ツクヨミ」を舞台として、歌でつながる少女たちの絆の物語が描かれる。「呪術廻戦」(第1期)や「チェンソーマン」「うる星やつら」などのオープニング映像演出を手がけてきた山下清悟が、長編作品の監督に初挑戦。キャラクターデザインは「学園アイドルマスター」(キャラクター原案)のへちまと「雨を告げる漂流団地」の永江彰浩が担当し、アニメーション制作は「泣きたい私は猫をかぶる」「雨を告げる漂流団地」のスタジオコロリドと、山下監督が率いるスタジオクロマトが共同で担う。なお、今作がスタジオクロマトの初制作作品となる。
同作に参加するボカロPは、ryo(supercell)、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotの6組。彼らから提供された楽曲が物語を彩る。
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ特報映像には、三味線などによる和楽器演奏を経て、ヤチヨが「ワールドイズマイン CPK! Remix」を可憐に歌う姿を収録。同楽曲は、ryo(supercell)が08年に公開した人気ボーカロイド曲「ワールドイズマイン」を本作のために新規リミックスしたものとなっている。
「おとぎ話の、その先へ――」というコピーが添えられたティザービジュアルには、無数のペンライトが輝く現代的なライブステージに座り、しとやかにお辞儀しつつも、いたずらっぽい微笑を浮かべる主人公・かぐやの姿が。彼女がまとう着物や周囲の鳥居や灯篭には、古典的な“和”のテイストも盛り込まれている。
キャスト、スタッフ、ボカロPからのコメント全文は以下の通り。
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズボカロ楽曲に青春時代を支えてもらった自分にとって、とても大きく、光栄な、幸せな役になりました。
音楽も映像も、とんでもなく豪華な布陣で超絶クオリティに仕上がっていて……。
みなさまに負けないよう、かぐやの力を借りて魂込めて歌い、魂込めて演じさせていただきました!
全ての音楽を愛するみなさまへ! よろしくお願いします!
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ収録したとき、彩葉とかぐやの小気味いい台詞の掛け合いが本当に楽しくて、演じていてワクワクしました。
楽しくて明るくて、でもどこか少し切ない──そんな2人の少女の物語。たくさんの方にご覧いただけたらうれしいです。どうぞお楽しみに!
(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズヤチヨは仮想空間「ツクヨミ」の管理人で、明るく可愛らしい人ですが、内には多くの想いを抱えています。かぐや、彩葉とどんな物語を紡いでいくのかご注目いただきたいです。
今回は歌唱も担当しましたが、レコーディングでは彼女の心がそのまま声になるような瞬間を感じました。
豪華な音楽と繊細で美しい映像が織りなす「超かぐや姫!」の世界を、ぜひご覧ください。
初の長編オリジナルアニメーションを監督しました!
自分の培ってきた映像の強み、好きなキャラクター、そして90年代から続くネット文化が好きな気持ちを込めました。
明るく楽しい作品なのでぜひ気楽にご覧ください。
かぐや姫にも「もし私が普通の女の子だったら」とか考える瞬間があったのだろうか。そんで今かぐや姫が生きていたらゲーム配信者とかVTuber とかやってくれたりするんだろうか。いや、ないないって? でも、もしそうならこれはどこぞの知らない世界の遠い人の話じゃなくて、きっと私たち、自分たちの話でしかないよな。
今回自分は新曲もあり、ワールドイズマインのリミックスでも参加させていただきました。ぜひ本編を楽しみにお待ちいただければと思います。
完成した映像を観て、山下監督をはじめとする製作チームの本気がひしひしと伝わってきました。 ツクヨミの幻想的な風景やライブシーンの迫力、最後までワクワクさせてくれるストーリー、豊かな表情を見せるかぐやたち——どの瞬間も圧倒されました。
合成音声やバーチャルタレントが当たり前の存在になった今だからこそ、この作品がもつメッセージはとても意味のあるものだと思います。
そんな素晴らしい作品に、音楽という形で関わることができたことを心から誇りに思います。
アニメの制作と並走して自分も音楽をじっくり制作してきた作品が、今みなさんに届くこと、とてもうれしく思います。
アートな映像美や迫力のアニメアクション、笑ったり泣いたり見終わる頃にはきっとキャラクターたちのことを大好きになっているそんな作品です。
ネットカルチャーの少し先が覗きたい方やボカロや音楽が好きな方はもちろん、最近栄養不足な方もスッキリできるはずです。ぜひご鑑賞ください。
日本最古の物語「かぐや姫」とネットクリエーターの音楽が融合した映像表現はまさしく圧巻でした。
Netflixでの世界独占配信を心待ちにしています。
楽曲の制作時点ではまだストーリーのプロット段階でしたが、そのなかに散りばめられた数々の心に残る言葉からインスピレーションをもらって一気に書き上げられました。
試写会では映像の表現力に圧倒され、スクリーンを駆け回るようなかぐやたちの歌に魅了され、観終わったあとも何度もツクヨミの世界に会いに行きたくなりました。
初めて見た第一印象として「アニメ上手すぎでは……」と慄(おのの)いてしまうほどすごい作品でした。会話のテンポ感、ストーリーの展開、どこをとってもグルーヴがあって、長尺の作品とは思えないほどずっと踊ってられるめちゃくちゃいい DJ のような感じでした。
試写会のとき見終わってから隣にいたyuigotやギターを弾いてくれた和賀くんと「めちゃくちゃ面白かった!」と顔を見合わせたのを覚えています。
そんなふうに、僕らと同じように楽しんでもらえたらうれしいです。