クロエ・ジャオ監督、「エターナルズ」の潤沢予算は「非常に危険だった」と振り返る
2025年8月30日 18:00

「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が、MCU作品「エターナルズ」の制作を振り返り、豊富な予算とリソースが創作において「非常に危険だった」と語った。新作「ハムネット(原題)」のプロモーションで行われた米バニティ・フェアのインタビューで、制約のない制作環境が逆に創作の質を損なう可能性があると警鐘を鳴らしている。
ジャオ監督は「『エターナルズ』の経験が『ハムネット(原題)』制作の準備になりました。世界を一から創り上げる作業だったからです。それまで私が手がけてきたのは、現実に存在する世界を舞台にした映画ばかりでした」と、同作が自身の創作活動に与えた影響を説明した。
しかし、制作環境の違いについて、監督はより深刻な洞察を示している。「『エターナルズ』には、ほぼ無制限の予算とリソースがありました。一方で今回の『ハムネット(原題)』では、シェイクスピアの故郷ストラトフォード・アポン・エイボンを表現するのに使える街角がたった一つだけです」と対比を語る。「『エターナルズ』には制約がほとんどありませんでした。でも実際のところ、それは非常に危険なことなんです。限られた街角しか使えないからこそ、すべてのシーンに深い意味が生まれるのですから」
この発言は、創作における制約の重要性を強調するものだ。限られたリソースの中でこそ、創作者の想像力や工夫が刺激され、真に意味のある表現が生まれるという創作哲学を示している。
ジャオ監督は2021年に「ノマドランド」でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞。「ザ・ライダー」や「ノマドランド」といった現実世界を舞台にした繊細な人間ドラマで評価を築いてきた監督にとって、超大作のスーパーヒーロー映画「エターナルズ」は大きな挑戦だった。
2021年11月公開の「エターナルズ」は製作費2億ドルをかけた大作で、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、ジェンマ・チェンら豪華キャストが出演。しかし批評家やファンからの評価は分かれ、世界興行収入は4億200万ドルにとどまった。
一方、シェイクスピア一家の愛と喪失を描く新作「ハムネット(原題)」は、ジャオ監督が得意とする繊細な人間描写に回帰した作品となっている。
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