大物プロデューサー、タイラー・ペリーに性的暴行疑惑
2025年6月19日 18:00

米エンタテインメント業界の大物プロデューサー、タイラー・ペリーが性的暴行や性的嫌がらせなどの疑いで、2億6000万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こされていることが分かった。米エンターテインメント・ウィークリーが報じている。
告発したのは俳優のデレック・ディクソン。ペリーが制作を手がけた米BETの政治ドラマ「The Oval(原題)」の制作期間中に性的暴行を受けたと主張している。
ペリーは1969年生まれの劇作家、脚本家、俳優、映画監督、映画プロデューサー。黒人文化や黒人社会の問題を主題にした作品を数多く手がけ、特に米国の黒人女性層から絶大な支持を得ている。自身が女装して演じる黒人女性「マディア」が主人公の一連のシリーズで知られ、米国では多数のヒット作を持つ。フォーブス誌のランキングでエンタテインメント業界屈指の高額所得者として知られ、2011年には年収1億3000万ドルで1位にランクインした実績もある。
ディクソンは訴状で、ペリーが「成功と権力を手にし、エンタテインメント業界での相当な影響力を使って、強制的で性的に搾取的な関係性を作り出した」と主張。ペリーの性的な誘いを拒否した後、職業的な報復を受けたと訴えている。
具体的には、20年にディクソンがペリーの自宅を訪れた際に初めて性的暴行を受けたとしている。その後も複数回にわたって性的暴行や嫌がらせを受けたと主張し、ペリーがディクソンに対し「『The Oval』でのキャラクターを殺すぞ」と脅したり、ディクソンが企画したテレビシリーズ「Losing It」の制作を餌に性的な関係を迫ったりしたと訴えている。
一方、ペリー側の弁護士は「これはタイラー・ペリーに接近して詐欺を仕掛けようとした個人による行為だ」と全面的に否定する声明を発表。「しかしタイラーは恐喝には屈しない。我々はこれらのでっち上げられたハラスメントの申し立てが失敗に終わることを確信している」とコメントしている。
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