「コーポ・ア・コーポ」実写映画化! 馬場ふみか“辰巳ユリ役”で主演 共演は東出昌大、倉悠貴、笹野高史ら
2023年7月14日 08:00

岩浪れんじ氏の人気漫画「コーポ・ア・コーポ」の実写映画化が決定し、馬場ふみかが主人公・辰巳ユリ役を演じることがわかった。東出昌大、倉悠貴、笹野高史、前田旺志郎、北村優衣、藤原しおり、片岡礼子が共演し、11月17日から公開される。
コミックサイト「COMIC MeDu」で連載され、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける漫画「コーポ・ア・コーポ」は、しぶとく生きる人間の底力を描いた群像ライフストーリー。「得体の知れぬ日常を底知れぬ生命力で渉(わた)る。そんな人たちが、ここにいる」と「苦役列車」「無銭横町」など破滅型の私小説で知られる芥川賞作家の西村賢太氏が生前に称賛を贈った作品でもある。

家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリ、複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てている中条紘、日雇の肉体労働で日々を過ごし女性に対して愛情表現が不器用な石田鉄平、過去の事こそ話さないが「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三。彼らは大阪の下町にある安アパート「コーポ」に住んでいる。ある日、コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。似た境遇で暮らす人間の死を目の当たりにして、ユリたちはそれぞれの人生を思い返す――。



主演の馬場が“やさぐれフリーター”の辰巳ユリを好演し、東出は中条紘役、倉は石田鉄平役、笹野が宮地友三役として登場。そのほか、ユリの弟・カズオ役を前田、女子大生・高橋役を北村、いつもタバコを交換したがるおばさん役を藤原、ユリを毛嫌いする母親・信乃役を片岡が演じている。
「コーポ・ア・コーポ」は、仁同正明が監督、近藤一彦が脚本を担当。11月17日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。主演の馬場、原作者・岩浪氏からのコメントは以下の通り。
何があってもなくても、ただ生きているから今日も生きていく。ぶっきらぼうなようで、優しく繊細に他人の心を感じるユリでした。周りの環境に少しずつ影響を受けながらも、決して流されるわけではなく、淡々と日々を生きていくユリの姿はとても愛おしかったです。「どうしようもないなぁ」と思うけれど、なんだか愛せるコーポの住人たちと彼らを取り巻く様々な環境。少しずつ変化し、ゆらぎながらも暖かく存在し続ける…そんな映画になっていると思います。劇場でこの“ゆらぎ”を体感してほしいです。
コーポ・ア・コーポは私にとって初めての連載作品なのですがまず連載が決まった時「本当か?」と思い連載が始まって「本当だった」となり単行本になると聞いて「本当に?」となり一巻が出て「本当だった」と思いましたので、映画化しますと聞いてまた「本当に?」と思い、担当さんから脚本などいただき「本当?」と思い続け、キャストさんやスケジュールなどを聞き「本当なのか?」と思い、皆さんよりちょっと先に観まして「ここまで来ると本当なのかもしれない?!」と思いまして今これを書いています。公開されるまで「本当なの?」と思い続けるんだろうなと思いますが感動が後から追ってくるタイプなので公開後自分の漫画が映画になった事がとても嬉しくなって一生の記念になるんだろうなと思うと今から楽しみです。本当だと良いな。
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