羽生結弦の東京ドーム公演、ディズニープラスで再び! 舞台裏、インタビュー映像を加えた特別版、近日配信
2023年3月31日 19:00
2022年にプロスケーターに転向した羽生結弦の東京ドーム公演に、舞台裏やインタビューの映像を加えて再編集した「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome」特別版が、ディズニープラスで近日、独占配信されることが決定。あわせて、予告編(https://youtu.be/s_EfDkcmCk8)もお披露目された。
羽生が挑んだ、スケーター史上初となる一夜限りの単独東京ドーム公演「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome」。本公演のためだけに作られた一夜限りの特設アイスリンクで、2部に分けて13演目を披露した。羽生自身が制作総指揮を務めたほか、「Perfume」などテクノロジーと身体表現を融合させた最新のライブ演出で知られるMIKIKOが演出、そして作編曲家、音楽プロデューサーとしても活躍する武部聡志が音楽を担った
第1部は、羽生が自ら紡いだ言葉でファンに優しく語りかけるようなナレーションで幕を開ける。会場の奥には、アイスリンクとつながっている巨大なLEDスクリーンが設置され、そこに羽生のスケート人生における印象的な場面が映し出された。スクリーンサイドには生バンドと、栗田博文が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団を配置した。「火の鳥」の雄大な音楽とともに、スクリーンや氷上を炎が埋め尽くし、スクリーン中央から、鮮やかな火の鳥の衣装をまとった羽生が登場。会場からは、大きな声援と拍手が沸き起こった。第1部のラストで、試合さながらの6分間の練習後、「序奏とロンド・カプリチオーソ」を演じ切った羽生はガッツポーズを見せ、会場はスタンディングオベーションで称えた。
第2部は生バンドによる「Let’s Go Crazy」でスタート。「Let me entertain you」を経て、Adoの「阿修羅ちゃん」にのせて、真っ赤なシャツでクールなダンスを披露すると、観客は大盛り上がり。そして「オペラ座の怪人」「いつか終わる夢」「Notte Stellata」など、衣装から演出まで、全て雰囲気を変えたこだわりの演目を、ノンストップで滑りきった。
なかでも「オペラ座の怪人」では、中央のスクリーンに、CGで再現された巨大な”怪人”を思わせる羽生が登場し、画面の横から伸びた巨大な腕が東京ドーム全体を包み込むダイナミックな演出を披露。エンディング映像のあとで、オフィシャルグッズのボアブルゾンを着た羽生が登場し、関係者に感謝を述べ、武部氏が今回のために作曲した「GIFT」という楽曲が演奏された。最後には、会場内のファンに「ちょっとだけ静かにしてくださいね、頑張るんで……!」と呼びかけ、マイクを通さず肉声で「ありがとうございました!」と、感謝の気持ちを告げた。
同公演は、2月26日~3月12日の期間限定で、ディズニープラスで配信されていた。新たに配信される特別版は、羽生のこだわりがつまった約2時間半の東京ドーム公演に、公演直後に撮影された特別インタビューなどの未公開シーンを加えたもの。さらに、ライブ配信のときよりも高画質、高音質の映像となっている。
▽“GIFT”セットリスト
1.火の鳥
2.Hope&Legacy
3.あの夏へ
4.バラード第一番
5.序奏とロンド・カプリチオーソ
6.Let’s Go Crazy
7.Let me entertain you
8.阿修羅ちゃん
9.オペラ座の怪人
10.いつか終わる夢
11.Notte Stellata
(アンコール)
12.春よ、来い
13.SEIMEI