傑作映画「イージー★ライダー」がリブートへ
2022年12月3日 16:15
1969年の傑作ロードムービー「イージー★ライダー」の再映画化企画が初期段階にあると、米バラエティが報じた。
同作は、アメリカの社会政治の当時の変化を若者たちの視点から描いた、アメリカン・ニューシネマを象徴する金字塔的作品。デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、テリー・サザンが脚本を執筆。ホッパーが監督・主演、フォンダが製作・主演を務め、ジャック・ニコルソンの出世作としても知られる。
映画化権を所有しているのは、Kodiak PicturesやDefiant Studios、Jean Boulle Groupなどの関係者やプロデューサーたち。その一人であるモーリス・ファディダは「我々の目標は、原作が残したカウンターカルチャーと自由の物語を基に、現代の若者たちに、彼ら自身のカウンターカルチャーと挑戦に真剣に向き合う映画を提供することだ」とコメントしている。「今の若い世代が日常生活で経験していることは、古い世代にはクレイジーに見えるかもしれないが、1960年代後半の文化の変化のように、社会の規範になる可能性が大いにある。我々はその一翼を担えればと願っている」。
現在、原作が持つカウンターカルチャーの精神を現代に合致するように大胆なアップデートを施せる脚本家・監督を探している段階とのこと。「ロッキー」シリーズと「クリード」シリーズのような関係性を目指しているようだ。