百田夏菜子、「ブラックパンサー」続編で伝えたい“想い” 自身にとってのヒーローも明かす

2022年11月11日 14:00


「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」について語った百田夏菜子
「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」について語った百田夏菜子

マーベル・スタジオの大ヒット映画「ブラックパンサー」の続編「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」が、11月11日から日米同時公開された。新たなブラックパンサーの登場が注目される本作で、ブラックパンサー/ティ・チャラの妹・シュリの日本語版声優を務めた「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子に、話を聞いた。

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舞台は、偉大な王であり、ヒーロー/ブラックパンサーであるティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマンさん)を失ったワカンダ。国王が不在となったワカンダのもとに、海の帝国の脅威が迫る。ストーリーの詳しいあらすじは明らかになっていないが、予告編やポスターなどから、天才科学者シュリ(レティーシャ・ライト)の活躍が予想されている。

――再びシュリの日本語版声優を務めることになったお気持ちを教えてください。

百田夏菜子:シュリにもう一度会えるという喜びもありましたが、私で大丈夫かなっていう不安が大きかったです。前作のときから大きく状況も変わりましたし、今回のストーリーの説明をしていただいたときに、シュリがかなり重要になってくると聞いて、どんどん不安が募ってきました。でも、声優を務めると発表になってから、いろんな現場で「頑張ってね」「マーベルの映画好きだから、楽しみにしているね」と声をかけていただくことが多くて。たくさんの方に愛されている作品なので、期待に応えられるよう頑張ろうって思いました。

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――前作は音楽やスタイリッシュな映像も映画ファンから注目されましたが、今回はいかがですか?

百田:前作でも女性たちがかっこよかったですが、今回も女性たちの活躍を期待しています。シュリについては、一目見たときから立ち姿や表情まで、前作と全然違っていました。放つオーラも前作とは違うとは聞いていたのですが、ここまで違うんだって驚きました。演じるレティーシャさんの4年間というのもきっとあると思います。明るいシーンや前作みたいなシュリの姿はあまり見られなかったです。それだけシュリも抱えるものが大きくなっています。人が悲しみや怒りに触れたとき、こういう表情をしてこんな言葉を放つという事をたくさん感じて、私まで苦しくなってしまうシーンもありました。

――過去に行われたプレミアイベントでは、チャドウィック・ボーズマンさんと対面されていました。改めてその時の印象、また、病で亡き後にこうして新たな作品が公開されることについて、思いをお聞かせください。

百田:一瞬しかお会いしていないのですが、私にとっては今でも忘れられない一瞬です。「日本の妹です」と伝えたら、「シスター」と言ってハグとキスをして受け入れてくれたんです。その瞬間だけでも心が広い方なんだなってわかりました。チャドウィックさん演じるティ・チャラが失われた状態でこの作品が作られましたが、作っている方々の葛藤、悲しみなどの想いも伝わってきました。私もその想いをしっかり伝えられるようにしたいというのは、今回一番考えています。

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――吹替は前作で初めて担当されました。インタビューなどで「難しかった」とお話しされていましたが、今回はいかがでしたか? 予告編から予想すると、新キャラクター・ネイモアとの戦いなど激しい戦闘シーンもあるようですが……。

百田:今回も本当に難しかったです。レティーシャさんがどういう気持ちで言葉を言っているかは、描かれているものもあれば、描かれていないものもあります。役の気持ちを想像しながら演じるだけでも難しいのに、それが自分以外になるとさらに大変です。日本語なので伝え方も違いますし、改めてプロの声優さんを尊敬しました。

吹替をやらせていただいてからは、映画を字幕版と吹替版の交互で見ることもあるのですが、プロの皆さんは“すごい”の一言です。どうやってやったらいいのかわからなくて、山寺宏一さんや戸田恵子さんにお会いした際に相談させていただいたのですが、「夏菜子ちゃんが思ったようにやればいいよ」って言ってくださいました。いろんなアドバイスをいただいたのですが、やっぱりお2人のようにはいかなかったです。私にできることを頑張ろうと思って、監督とかなり細かくシュリの気持ちを話し合い、丁寧に収録させて頂きました。

今回シュリのアクションシーンは本当に盛りだくさんで、「うわー!」ってなりました(笑)。海と陸と空と全部でアクションがあって、それがまた壮大。シュリと一緒に戦っているような気持ちでした。アクションシーンの吹替は、タイミングと呼吸を合わせるのが難しかったです。プロの方たちは、息を吸っているのか吐いているのか、鼻呼吸なのか口呼吸なのかも細かく合わせていた事が勉強になりました。

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――ブラックパンサーというヒーローが描かれているシリーズですが、百田さんにとってヒーローのような存在の方はいますか?

百田:お母さんです。いつも何かあると助けてくれますし、いつも味方でいてくれます。あと、私のお母さんは本当に明るいんです。お母さんといると元気になるので、私にとってヒーローみたいな存在です。

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