最高時速50キロ、“廃車目前”レトロカーでの逃走劇! 「ステラ SEOUL MISSION」11月11日公開
2022年8月5日 11:00
人生崖っぷちの主人公の、廃車目前のレトロカーでの逃走劇を描いた韓国映画「Stellar: A Magical Ride(英題)」が、「ステラ SEOUL MISSION」の邦題で、11月11日に公開されることが決定。あわせて、コミカルな予告編とポスタービジュアルもお披露目された。
物語の主人公は、取り立てには労を惜しまない、自動車金融業界のエース・ヨンベ。ある日、ボスであるソ社長に任されたスーパーカーが、親友ドンシクに持ち逃げされる。スーパーカーを奪った犯人だと疑われ、ソ社長と手下に追われるヨンベ。頼る人も逃げ場もない彼の前に現れたのは、韓国で一世を風靡し、父が遺した1987年型の古びた自動車“ステラ”だった。最高時速50キロメートル、残された時間は3時間――。唯一の希望の星・ステラに乗り、ヨンベはスーパーカーを見つけるため奮闘する。
ドラマ「応答せよ1994」「ゴー・バック夫婦」、バラエティ番組「三食ごはん」などで活躍するソン・ホジュンがヨンベを演じる。お茶の間に浸透した穏やかな姿とは打って変わり、血も涙もなく取り立てに精を出し、人生最大のピンチに悪態を吐きまくる男を体現した。彼を窮地に追い込む親友ドンシクに、「刑務所のルールブック」のイ・ギュヒョン、ヨンベを追うソ社長に、「イカゲーム」のドクス役で世界的なブレイクを果たしたホ・ソンテを配した。韓国での観客動員数298万人を記録した「あの日、兄貴が灯した光」のクォン・スギョンが監督を務める。世界各国でリメイクされた「完璧な他人」を手がけ、韓国での観客動員数1000万人を突破した「エクストリーム・ジョブ」の脚色で注目されたペ・セヨンが脚本を担当する。
予告編が映すのは、オンボロ車・ステラに乗り込んだヨンベ。車内でステラへの不満をこぼすと、ステラはヨンベの独白を聞いているかのようなタイミングで不具合を起こす。ヨンベがドライブをすることになった原因は、ドンシクがソ社長のスーパーカーを持ち逃げしたこと。土下座も虚しく、バラバラにされてトランクに詰め込まれそうになったヨンベは逃走する。しかし、オプションなし、不具合だらけのステラとの旅は思うようにいかず、さまざまなトラブルに見舞われるさまが切り取られている。コミカルなシーンと、振り切ったカーアクションに期待が高まる。
ポスターには、ワケありの登場人物たちが集結。大都会ソウルの街並みとパトカーを背に、ヘッドライトを灯したステラがいまにも飛び出してきそうな、迫力に溢れたビジュアルに仕上がった。
「ステラ SEOUL MISSION」は、11月11日からシネマート新宿ほかで全国公開。