岡田准一＆坂口健太郎の“狂犬”アクションバイオレンス「ヘルドッグス」　10人の個性派追加キャスト発表

2022年6月29日 18:00

（C）2022「ヘルドッグス」製作委員会

岡田准一と原田眞人監督が再タッグを組む「ヘルドッグス」の追加キャスト10人が発表された。

深町秋生氏の小説「ヘルドッグス　地獄の犬たち」（角川文庫/KADOKAWA刊）を映像化。岡田と原田監督は「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き、3度目のタッグ作となる。岡田は、正義も感情も捨て、腕っぷしひとつでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じる。兼高はあるトラウマを抱え、復讐にのみ生きている男。その狂犬ぶりに目をつけた警察組織から「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。

共演の坂口健太郎は、死刑囚の息子という境遇ゆえに深い闇を抱え、組織内でも誰も手がつけられない制御不能な男・室岡秀喜に扮する。兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ吉佐恵美裏を松岡茉優、兼高＆室岡のボスとなる人情組長の土岐勉を北村一輝、東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の衣笠典子を大竹しのぶ、関東最大のヤクザ組織・東鞘会の7代目会長で、容姿端麗なインテリヤクザ・十朱義孝をアーティストで俳優のMIYAVIが演じることがすでに発表されている。

兼高の狂犬っぷりを見抜きスカウト、東鞘会へ潜入するよう指示を出す、警視庁の裏捜査のエース阿内将（あない・まさる）役に酒向芳。尾上右近が阿内や兼高が密会するとあるサロンの常連客として姿を現す。MIYAVI演じる東鞘会の若きトップ、十朱の秘書であり組織の最高幹部として兼高、室岡にも目をかける“レスラー熊沢”こと熊沢伸雄（くまざわ・のぶお）役には、元劇団四季の劇団員の吉原光夫。はんにゃ・金田哲は、狂犬コンビが属する「東鞘会」の三次団体三神組のボスである三神國也（みかみ・くにや）。常に“鮫皮のマスク”をつけている関東最大のヤクザ組織を束ねる幹部の一人「東鞘会」理事長大前田忠治（おおまえだ・ちゅうじ）役を大場泰正が圧巻の貫禄で演じ、十朱の手下で“ある処理”を忠実に行う拷問場の管理人である番犬役に村上淳が扮している。

そして、木竜麻生が、室岡とある繋がりを持つ膳所杏南（ぜぜ・あんな）役。東鞘会の面々が訪れる会員制クラブ「天童」のキャスト・ルカ役には元宝塚歌劇団月組・星組の娘役スターとして活躍した中島亜梨沙。さらに「天童」のママとして、ロックバンド「BARBEE BOYS」のメンバーとして一時代を築いた杏子がパワフルな姿を披露する。熊沢の妻・佐代子役で赤間麻里子がリーゼント＆サングラス姿で登場する。

特報映像では「ザ・ファブル」シリーズや「燃えよ剣」など、アクションに定評がある岡田の身体能力、内面に秘めた暴力性で組織をのし上がっていく姿が確認できる。そして、岡田に負けず劣らずクレイジーな役柄を演じた坂口が、阿吽の呼吸でお互いをフォローし、2人で大勢の相手を一掃していく様が映し出される。場面写真は、相性のあった兼高と室岡の親密な様子、土岐と恵美裏が密着しくつろぐ姿や何かを祈る典子、そして、鬼気迫る表情の室岡という、まだ明かされていない彼らの秘密に想像が膨む。

「ヘルドッグス」は、9月16日全国公開。