第45回日本アカデミー賞「孤狼の血 LEVEL2」が最多12部門13賞で優秀賞! 「護られなかった者たちへ」が12部門受賞で続く
2022年1月18日 17:36
第45回日本アカデミー賞は1月18日、正賞15部門の各優秀賞および新人俳優賞を、東京・神楽座で発表した。第42回アカデミー賞の4部門で最優秀賞を獲得した「孤狼の血」の続編「孤狼の血 LEVEL2」が優秀作品賞、優秀監督賞(白石和彌監督)、優秀主演男優賞(松坂桃李)、優秀助演男優賞(鈴木亮平と村上虹郎)、優秀助演女優賞(西野七瀬)など最多12部門13賞で優秀賞に輝いた。
続いて「護られなかった者たちへ」が優秀作品賞、優秀監督賞(瀬々敬久監督)、優秀主演男優賞(佐藤健)、優秀助演男優賞(阿部寛)、優秀助演女優賞(清原果耶)など12部門を受賞。「キネマの神様」「ドライブ・マイ・カー」が8部門、「すばらしき世界」「いのちの停車場」が7部門で選ばれている。
発表の席には、2020年から3年連続で授賞式の総合司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一、21年に「MOTHER マザー」で最優秀主演女優賞を受賞し、初の司会に挑む長澤まさみが出席した。授賞式に向け、羽鳥は「毎年日本アカデミー賞には、全ての映画関係者の方々の年に1度のお祭り、集大成だという思いで、参加しております。毎年、皆さんが1年間の労をねぎらう姿を間近で拝見できるという、すごく光栄な特等席に座らせて頂いております。今年も皆さんの晴れ舞台を盛り上げるお手伝いができればと思っております」と意気込む。
対する長澤は、「司会はいままで一度も経験がないものですから、私自身、どうなるか分からないところもありますが……」と不安を口にしながらも、「いつも日本アカデミー賞に参加することに、『普通はできない経験をさせてもらっているんだな』と思っておりました。この日本アカデミー賞が楽しいものだと思って頂けるよう、頑張ってやらせて頂きます」と決意を述べた。報道陣からの「授賞式でお会いするのが楽しみな方は?」という質問に、長澤は「自分も出演した『すばらしき世界』の役所広司さんと仲野太賀さんが優秀賞を受賞されていますので、お会いできるのが楽しみです」とほほ笑んでいた。
第45回日本アカデミー賞は、21年1月1日~12月31日に東京地区の商業映画劇場にて有料で初公開され、同一劇場で1日3回以上、かつ2週間以上継続して上映された40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品が対象(新型コロナウイルス感染拡大の影響による東京地区の映画館休業・時短営業などを考慮し、一部例外あり)。授賞式は3月11日にグランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで有観客で行われ、各部門の最優秀賞が発表される。
主な優秀賞受賞リストは、以下の通り。
▽優秀作品賞
「キネマの神様」
「孤狼の血 LEVEL2」
「すばらしき世界」
「ドライブ・マイ・カー」
「護られなかった者たちへ」
▽優秀アニメーション作品賞
「アイの歌声を聴かせて」
「漁港の肉子ちゃん」
「劇場版 呪術廻戦 0」
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
「竜とそばかすの姫」
▽優秀監督賞
白石和彌「孤狼の血 LEVEL2」
瀬々敬久「護られなかった者たちへ」
成島出「いのちの停車場」
西川美和「すばらしき世界」
濱口竜介「ドライブ・マイ・カー」
▽優秀主演男優賞
佐藤健「護られなかった者たちへ」
菅田将暉「花束みたいな恋をした」
西島秀俊「ドライブ・マイ・カー」
松坂桃李「孤狼の血 LEVEL2」
役所広司「すばらしき世界」
▽優秀主演女優賞
天海祐希「老後の資金がありません!」
有村架純「花束みたいな恋をした」
永野芽郁「そして、バトンは渡された」
松岡茉優「騙し絵の牙」
吉永小百合「いのちの停車場」
▽優秀助演男優賞
阿部寛「護られなかった者たちへ」
鈴木亮平「孤狼の血 LEVEL2」
堤真一「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
仲野太賀「すばらしき世界」
村上虹郎「孤狼の血 LEVEL2」
▽優秀助演女優賞
石原さとみ「そして、バトンは渡された」
清原果耶「護られなかった者たちへ」
草笛光子「老後の資金がありません!」
西野七瀬「孤狼の血 LEVEL2」
広瀬すず「いのちの停車場」
▽優秀外国作品賞
「テーラー 人生の仕立て屋」(松竹)
「ノマドランド」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)
「ミナリ」(ギャガ)
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(東宝東和)
「DUNE デューン 砂の惑星」(ワーナー・ブラザース映画)
▽新人俳優賞
今田美桜「東京リベンジャーズ」
西野七瀬「孤狼の血 LEVEL2」
三浦透子「ドライブ・マイ・カー」
吉川愛「ハニーレモンソーダ」
磯村勇斗「ヤクザと家族 The Family」「劇場版 きのう何食べた?」
尾上右近「燃えよ剣」
宮沢氷魚「騙し絵の牙」
Fukase「キャラクター」