「イカゲーム」監督、世界的ヒットの背景とシーズン2の展望を語る

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Netflixで配信され、世界的大ヒットを記録中の韓国発サバイバルドラマ「イカゲーム」の特別上映会がこのほど、米ロサンゼルスで開催され、企画、脚本、監督、製作を務めたファン・ドンヒョク監督をはじめ、キャストのイ・ジョンジェ、パク・ヘス、チョン・ホヨンが出席した。

同作は、多額の借金を抱えた人々が巨額の賞金を獲得すべく、生死を賭けたサバイバルゲームに挑むさまを描いた全9話のサスペンスドラマ。Netflixで9月17日に配信が開始されると、わずか17日間で1億1100万世帯に視聴された。Netflix作品で初めて再生回数1億回を突破し、同社史上最大のヒットシリーズとなっている。

「トガニ　幼き瞳の告発」「怪しい彼女」などの映画でメガホンをとってきたファン監督は、劇中で登場人物たちが挑戦する韓国の子どもの遊びについて、「どのような文化圏の人であっても楽しく見ることができるように、シンプルで簡単なゲームを選ぶようにした」と米Deadlineに語り、各キャラクターの生い立ちは「韓国人特有のものだが、このような背景を持つ人は世界中にいる。個人的には、この物語が世界的に理解され、世界中の観客の共感を得られると確信していた」と述べた。

アメリカの報道陣からも続編についての質問が数多く寄せられたようで、ファン監督は「シーズン2の基本的なあらすじは私の頭のなかにあり、いまはブレインストーミングの段階だ」「いつかは実現するはずだが、いつになるかは言えない」と米ハリウッド・レポーターに明かした。

物語の詳細は明かされなかったものの「ギフンは戻ってきて、世界のために何かをする」とのこと。主人公ギフン役を演じるイは、「何が起こるかまったく知らないので、ネタバレしようがない」と冗談めかした。

一方、Netflixの広報は「第2シーズンは協議中ですが、まだ確定していません」とハリウッド・レポーターに回答。これからも続編の展開に注目が集まりそうだ。