ムロツヨシ「マイ・ダディ」の愛娘・中田乃愛を溺愛「お父さんって呼んでくれるんですよ」

俳優のムロツヨシの初主演映画「マイ・ダディ」の完成披露試写会が8月23日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。ムロは共演の奈緒、中田乃愛らと舞台挨拶に登壇し「25年目で初めて主演にたどり着きました。いろいろな愛の形を提示した、面白く泣いてしまう映画です」と胸を張った。

男手ひとつで育てた一人娘が白血病に侵され、その回復を願って奔走する牧師の父親という役どころ。娘役の中田に対しては「とにかく嫌われたくないことだけだった」と苦笑交じりに振り返った。

しかし、昨年4月に予定していたクランクインが新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言のため延期に。その前に連絡先を交換し、「父よりってメールを送ると娘よりって返してくれた。ずっとお父さんって呼んでくれるんですよ」とうれしそう。中田も「ずっと寄り添ってくださいました」と感謝した。

するとさらに気を良くしたムロは、「僕と奈緒ちゃんが誕生日プレゼントを贈ったことは言わなくていいんだよ」、「エプロンをあげたのは内緒ね」と自ら行いを自慢げに披れき。これには中田も笑って対応することができず、奈緒が「誰も緊張させない座長で、ムロさんは思ったことをすべて口に出すので、私たちも思ったことを言えた。一体感がすごかった」とフォローした。

牧師役とあって、この日は登壇者の悩み相談をムロが受けることに。中田がトーク力が欲しいと打ち明けると、「トークなんてできなくていい。こなれて僕みたいにウソばっかり言うような人間になっちゃうから」と独特のアドバイス。傘を100％なくすという奈緒には、「一度、傘の概念を捨ててカッパ人生にしましよう。僕が買ってあげる」と終始ご機嫌だった。

この日はほかに毎熊克哉、永野宗典、主題歌「それは愛なんだぜ！」を担当した「カーリングシトーンズ」の寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。「マイ・ダディ」は、9月23日から全国で公開される。