藤原竜也の新たなハマり役 脚本、テンポ、言葉数「自分の性分に合っている」
2021年8月3日 08:00
直木賞作家・佐藤正午氏のベストセラーを映画化した「鳩の撃退法」。本作を鑑賞した人々からは、現実と虚構が交錯するストーリー、そして主演の藤原竜也演じる天才作家・津田伸一が仕掛けた謎に翻弄されたという声が上がっている。
かつては直木賞も受賞した作家の津田(藤原)は、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”をもとに書かれた新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。
メガホンをとったタカハタ秀太監督は、撮影前に「今まで見たことのない藤原竜也さんを見せましょうよ」と藤原本人と話していたそう。これまで多くの個性的なキャラクターを体現してきた藤原は「この脚本は自分の性分に合っている。テンポと言葉数が自分の性に合っているから、すんなり出来ているんじゃないかな」と、新たなはまり役に手ごたえをにじませている。
「鳩の撃退法」は、8月27日から全国公開。